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2005年11月26日
レアル・マドリード-「タカビーなスターたち」
今度こそ、このテーマに終止符を打つ。
ブラジルはリオの大衆新聞オ・グローボ紙のフェルナンド・カラザンスは、かの国でも1,2位を争う歯に衣着せぬサッカー・コラムニストである。
そんなカランズが、今週レアル・マドリードのふがいない状況について書いた。彼のコラムを一部翻訳してみよう。
カラザンスといえば、彼が提唱するのはただひとつ「芸術サッカー」だ。彼のこんな意見も面白い。
「UEFAチャンピオンズ・リーグは、ヨーロッパのクラブにとってあまりにも金銭的に重要な大会になってしまった。だから、選手たちは無我夢中でプレーしなければならない。おかげで、殺人タックルやなりふり構わないプレーのオンパレードだ」
あっしは素晴らしい批判精神だと思う。日本などは、元サッカー選手が主にサッカー・コラムを書くのだが、彼らのほとんどは現役の同業者を批判することができない、知らない。だから、腑抜けの危機感・技術論・結果論に終始する(ラモスのコラムは例外的)。そんな彼らよりも金子達仁や作家の馳星周らのサッカー批評の方がはるかに面白い。
サッカー選手や経験者でなくとも、というか、でないからこそ、サポーターの視点、観戦者の胸の奥底を深くえぐりとる「真の批評家」に徹することができる。
話を戻すが、ブラジルでは、およそ60年前から、すでにサッカー批評家はいた。そして彼らの系譜を受け継いでいる一人が、カランズだ。
今週、11月25日付のコラムで、彼はレアル×バルサ戦について、このように語っている。
「スペタクルと名の付くものには、スターの存在が不可欠だ。問題は、そのスターがシンプルな性格なのか、それとも高飛車で気難しいのか?ロナウジーニョを最大のスターとするバルサでは、同じくスターである、デコやエトオやメッシらはお互い簡単にプレーしている」
「レアルのスターたちはどうか?テレビを観ていても、彼らの間で何かチーム意識というものは感じられたか?」
「ずばり言おう。彼らはタカビーなスターたちだ。それぞれが自分のことだけを考えている。一緒になって考えるとすれば、パーティーやスポットライトについてだ。パヘイラも言っていたが、試合中、誰一人としてホビーニョがフィニッシュできるようなパスを与えてやらなかった。お前一人でなんとかしろ、そんなパスばっかりだ」
「ベッカムはハンサムで、アジア地域で巨大なファン・クラブを要するから契約された。クラブはアジアで金儲けしたいから。レアルの会長の選択では、ロナウジーニョ・ガウショはブサイク過ぎるから獲得に熱心でなかったらしい。でも、プレーに関しては、どっちの方が美しいのか、誰でもわかるだろう」
「ルシェンブルゴについては、私は昔から、彼のことを批判的に扱ってきた。でも、彼の性格さえ除けば、やはり素晴らしい監督だと、いまでも思っている。では、彼はレアルに行ってから、ここ10ヶ月の間、急に無能な監督に成り下がったのか?聞くが、前任者のカルロス・ケイロスやカマーチョ監督はなぜ辞めていった?ブラジル人監督だからヨーロッパ・サッカーに適応できないのか?それは断じて違う」
「レアルのスーパースターたちがピッチ外で魅せる華やかなステップを、ピッチ内でも再現できる監督なんて、はたしているのか?」
あっしの言いたいこと、すべて言ったって感じでやんす。
投稿者 fhasebe : 19:31 | コメント (7) | トラックバック
2005年11月23日
パヘイラ、エル・クラシコについて語る
土曜日の「レアル×バルセロナ」戦でスタンディング・オベーションをした観客の中に、ブラジル代表のカルロス・アウベルト・パヘイラ監督の姿があった。
パヘイラ監督はセレソンが中近東でUAEと対戦したのち、ブラジルに帰国せず、エル・クラシコを生で観るためそのままヨーロッパに行った。
その後、ブラジルに帰国したパヘイラは試合について「見事なタクティックス」だった、と興味深いインタビューをしている。
ソースの一部はCBFサイトにあります(ポルトガル語です):
http://cbfnews.uol.com.br/noticias/ult966u939.jhtm
パヘイラがいうには、
「完璧なコレクティビティ(集合性、みんなが連動してプレーできる能力)に達したチームこそ、最後には突出した個人技を披露して勝つのだ」
「レアルの個々の選手の高い能力も、バルサの連動性の前ではかすんでしまった」
「レアルを見ていると、セレソンにとって良い教訓になる。ワンプレーでゴールを生み出せる選手たちを揃えても、バルサのように、ひとつのチームとしてプレーできなければW杯では簡単に破れるだろう」
ロナウジーニョに関しては、
「彼だけがガラクティコだ。特別な存在(ポルトガル語で“フォラ・ジ・セリエ”と言う)、スーパー・スターだ。ピーク時の彼に匹敵するプレーヤーは他にいない。世界最高のプレーヤーだ」とベタ褒めだった。
もちろん、“へっぴり腰”パヘイラにオチがないわけではない。
「前もって言っておくか、セレソンでのロナウジーニョはバルサとは違う。バルサではただ攻撃するのが役割だが、セレソンでは中盤の守備も任せられている。」
「今回のようにセンターラインから50mも独走してゴールを決めてしまうようなパフォーマンスはセレソンでも可能だが、期待しない方が良い。セレソンと対戦するチームは、常に守備的に来る。あんなスペースは与えてくれないよ」
ハハハ、やっぱり!!
エル・クラシコの影響はブラジルのマスコミ中で話題になった。人々は容赦なくロナウジーニョのゴールを大絶賛し、ホビーニョの乏しいパフォーマンスを酷評した。トスタン氏などは、次のようにコメントしている。
「バルサの連動性とロナウジーニョの美技に、生で観たパヘイラも感心したようだ」
「世界サッカーに輝かきをもたらせるロナウジーニョを中心に、きびきびと新鮮味のあるバルサのプレーヤーたちの前では、レアル・マドリードの選手たちはまるで疲れて輝きを失った往年のスターのようだった」
「バルサの攻撃性は、中盤底からゲームを組み立てるシャビとデコに、前線で互いに離れて位置する3人のFW。この5人が攻撃を繰り広げるが、さらにセレソン同様、両サイドバックが駆け上がる」
「たぶん、ヨーロッパのチームではバルサだけがFWを使って前線でプレスをかけて相手ボールを奪おうとする。このおかげで、バルサは長い時間、相手陣に留まることができる」(注:ビエルサが率いた、アテネ・オリンピックのアルゼンチン代表は凄かった!)
「ただし、この前線のプレスのおかげで、後ろにスペースを残す。昨季のチェルシー戦での敗北はこれを突かれた」(注:つまり、ライカールトは攻撃性と引き替えにリスクを冒しているとトスタンは言っている。人々は完全無欠の「システム・戦術」を求めるが、完璧な戦術などは存在しない。攻撃的で失点のないチームなど存在しない)
「だから、W杯でパヘイラはセレソンに、バルサのように前線からプレスをかけさすことはしないだろう。パヘイラのリスク許容度を超えているから」(ブラジルでパヘイラはへっぴり腰で知られている。94年W杯チーウの影響だ。パヘイラは手放しでバルサを称賛しても、もちろん、それを真似ることはしないのは周囲もわかっている)
トスタンのコメントに目新しさはないが、やはり深い。レアルの監督がルシェンブルゴだからといって、バルサを称賛しないわけにはいかない。
あっしにとって、バルサは戦術的に完璧だったと思う。
とくに中盤底のエジミウソンのカバー範囲の広さには、目からウロコが落ちた。そしてデコとシャビのカバーリングの上手さ、連動性。前のエトオ、メッシとロナウジーニョが活躍できたのは、中盤の3人の堅実さのおかげだと思う。レアルとバルサのフォーメーションは基本的に同じなのに、この違いは何なんだ?
それに、バルサもプジョルとマルケスの裏のスペースをケアしようと色々と策を練っているように見えた。後半、ロナウジーニョの二つのゴールはいずれもカウンター気味の形で生じたが、これは偶然ではなく、バルサが引いて誘ったからではなかろうか。CLを制覇するのに欠かせないバリエーションだと思う。今年こそモウリーニョに雪辱を晴らしてくれ。
レアルについては、ここにコメントを頂いているcarlesさんに「ルーシャは立て直せるか?」と聞かれたが、個人的な意見を言えば、
「立て直す」のは不可能だと思う。そんな甘えのある考えでは無理だろうな。
「選手を全員放出して、新しいチームを作る」方が早い。もちろん監督も交代。
ジダン、ラウール、ロナウド、エルゲラ、グティ、サルガド、ロベカル…長い間ご苦労様でした。ベッカムは残そうか。
バルサも2年前にやったことだが、スペインのマスコミを読んでいるとレアルには出来ない気がする。なぜなら、レアルには特定の選手が好きだからチームを応援する人が多すぎる。世界中でそうだ。ジダンが好きだからレアルを応援する、ロナウドが好きだから、ラウールが好きだから…かくいうあっしもルーシャ好きでレアルを応援している香具師だが。どう落とし前をつける、ペレスさん?
しかしルーシャや前任の監督たちのように、クラブのマーケティング戦略の要望に妥協しながらチームを作るのは、いささか無理だ。この路線でいくなら、どんな後任の監督が来ようとも、チームは良くなることはない。あっしも良い勉強になった。
もちろんルーシャに非がないとは言えない。彼は昔から、誇大癖、スポットライトあるところに飛び出していきたい習性がある(蛾か?)。レアルのコーチ・スタッフも全部ブラジル人で固めてしまっているが、クラブ内で不満に思ってる人も多いだろう。
でも、彼にはこの経験を無駄にしてほしくない。ルーシャはブラジル以外にも、プレミアなどのクラブからオファーがあるという。できればヨーロッパに残って、もう少しプレッシャーの少ないクラブで一からチーム作りをやり直してほしい。ベティスなんかいいな。
ルーシャはヨーロッパではまだ真の実力を見せていない。彼が作り上げるチームはこんなもんじゃない。ぜひヨーロッパでルーシャのチームを実現してほしいという、あっしの気持ちは変らない。
しかし、エル・クラシコの結果がこれほどまでにブラジル・サッカーに影響するとは、グロバリゼーションってのは怖ろしい。レアルの不調がセレソンに悪影響を及ぼさなければいいが。
今晩、地上波でも放映されるこの試合。世界中で注目されたスペタクルをお見逃しなく。

(Sport紙からパクリ)
投稿者 fhasebe : 13:46 | コメント (18) | トラックバック
2005年11月20日
なんて美しいゴール
11/19エル・クラシコ「レアル×バルサ」の2点目の美しいこと。
センターライン付近でボールを受けて、セルジオ・ラモスを地にはべらせ、
エリアに侵入し、外に行くとみせて切り返してエルゲラを置き去りにし、
カシージャスの逆モーションに「ストン」と軽~く収めた。
みんな、まったく動けない。
完璧なアート…久々にしびれたぜ。
3点目は逆に外に切れて、逆足ながらもチョンとコースに差し込むかんじ、ロマーリオだ。
これも美しかった。

レアルにとっては屈辱的な結果となったが、
こんなに素晴らしい試合が観れるなんて、リーガ・エスパニョーラは大したもんだ。
ベルナベウの観衆が拍手したのも当然だ。
投稿者 fhasebe : 17:07 | コメント (6) | トラックバック
2005年11月19日
ブラジル選手権、最後の盛り上がり
9月のブラジル選手権レビュー以来ずっとブラジル選手権について書かなかったのは理由があった。
巷で話題になった審判八百長事件の影響でブラジル選手権についてブログで語る気持ちが萎えていたから。
事件の影響で八百長審判が主審を務めた11試合が無効試合となり、それまで首位を走っていた我がインテルが3位に突き落とされ、2位だったコリンチャンスが棚からぼた餅的に単独首位の座をゲットした。
だが、ここにきて我がインテルナショナルとコリンシャンスの一騎打ちで大会が決定する。
八百長審判事件とは、インターネット賭場で儲けようとたくらんだ闇のギャンブル組織がエジウソン・ジ・カルヴァーリョという名の審判を買収し、ブラジル選手権の試合結果を操作させた。
インテル・ファンとして、あまり細かく触れたくはない話題なので、例えばここの記事などを参照いただきたい:
http://www.brazil.ne.jp/contents/futebol/futebol000_20050929142.htm
http://www.brazil.ne.jp/contents/futebol/futebol000_20051005143.htm
ブラジルでは法律上ギャンブルは禁止されている。だが、闇の賭場というのはどこでも存在するもので、今回はインターネット賭場、例えばbetandwin.comなどの国外のギャンブル・サイトに巨額の金を賭けて、ブラジル現地で試合の結果を操作しようという、ギャンブラーの風下にもおけない輩たちの仕業であった。
八百長といっても、特定のクラブを対象とするのでなく、賭け対象となっている試合の勝敗、得点を有利なジャッジ(PKを与える、相手チームのゴールにオフサイドを適用する)を与えて操作するのが目的だった。当のエジウソンも11試合のうち、故意に結果を操作したのは2試合だけだったと言っている(サポーターに命を狙われるリスクがあるため、真意はわからないが)。試合をビデオで観ても、具体的にどのプレーにその審判の指が加わったのかが特定できない。だから、スポーツ高裁は彼が笛を吹いた11試合すべてを無効にしたのだ。
だが杓子定規とはまさにこれで、判定を下したあと、コリンチャンスだけが大きな恩恵に授かることに周囲が気づいた。コリンチンチャンスが得したのは、人気チームであることから2試合が賭け対象になっていて、いずれも負けた試合だった。インテルは1試合それも勝った試合を無効にされた。この法的措置だけで、9点の差がふっとんだ。無効試合は再び行われ、コリンチャンスは1勝1分け、インテルは1勝。いずれにしても、結果的にコリンチャンスは4点「得した」ことになった。
エジウソンという男は審判資格を剥奪されたものの、仮釈放され、シャバでのうのうと生活している。マスコミに対しインタビューには1万ドルほどで応じると通達した。ちょっとしたスター気分だ、この野郎はイカれてる。
別にコリンチャンスが首位になる資格が無いとは思わない。ポテンシャル的にはトップだと前から言ってきた。だが、1年間を通してひたむきにチーム作りに励んで、戦ってきたインテルやフルミネンセといったクラブはとんだ被害だ。なんとか、コリンチャンスの力を封じ込めようと努力してきたものの、すべてが一夜にして水の泡となった。
首位コリンチャンスとの差が一時は11点にまで開いたインテルだったが、ここにきて3点差まで迫ってきた。そして、今週末11月20日に両者の直接対決がある。勝てば、インテルは心理的な勢いを得て優勝の可能性をとうとう現実のものにできる。コリンチャンスが勝てば優勝はほぼ確実になるだろう。この試合を含めて残すは、あと3試合。
次が順位。
| 28/42節 | 29/42節 | 39/42節(勝ち点) | 39/42節(勝ち点) |
| (無効試合後) | 現在 | 八百長なしの場合 | |
| 1インテルナショナル | 1コリンチャンス | 1コリンチャンス(77) | インテル(74) |
| 2コリンチャンス | 2ゴイアス | 2インテルナショナウ(74) | コリンチャンス(73) |
| 3フルミネンセ | 3インテルナショナル | 3ゴイアス(70) | ゴイアス(70) |
| 4ゴイアス | 4パルメイラス | 4フルミネンセ(68) | フルミネンセ(67) |
八百長試合さえなければインテルが首位でありつづけ、コリンチャンスはここまで勢いづくこともなかったかもしれない。インテルには最後のチャンスに全力でぶつかってほしい。
インテルのおかげで、大会は最後に盛り上がりをみせる。
いけーインテル!!

投稿者 fhasebe : 01:52 | コメント (8) | トラックバック
2005年11月16日
ガヒンシャの息子の怒り
この話には泣けた。
1959年、ボタフォゴのチームがスェーデンに遠征に行ったとき、ガヒンシャと現地の女性との間にできた息子が先週、ブラジルを訪れた。
はじめて訪れる父の祖国に期待いっぱいのウルフ・リンドバーグ(46才)さんが向かったのは、もちろん父の墓。だが、彼はそこで見た光景に愕然とした。
「この墓地の片隅に見捨てられた、みずぼらしい墓が父のものなか。父はブラジルの英雄ではなかったのか?」
ガヒンシャが生まれ、死後、埋葬されたリオの田舎町パウ・グランデを訪れたウルフさんはブラジル・サッカー界の英雄で、父でもあるマネ・ガヒンシャのちっぽけな墓をみて、
「この国は、英雄をちゃんと祀らないのか?まあいいや、俺が父のためにここに立派な墓を建ててやる」と言ったそうだ。
ウルフさんには、本当に申し訳ない。
その後ウルフさんは町に住むガヒンシャの8人の娘たちと会ったそうだ。ガヒンシャは無二の女好きで有名で、知られているだけで13人の子供がいる。そのうちの一人がウルフさん。
ガヒンシャの娘たちはウルフさんを見て「父とウリふたつ」と言っていたらしい。ウルフさんも兄弟との再会に感激していた。町中の人がガヒンシャとウリ二つのウルフさんを見に集まったそうな。
ウルフさんはリオのボタフォゴのクラブ・ハウスも訪れ、そこでブラジル・サッカー史上最高の左SBといわれるニウトン・サントスと会った。ニウトン・サントスはチームの先輩格としてガヒンシャの世話をしてやったことでも有名。
「よかった。父のことをこんなに良く思ってくれる人たちがいて」と、やっと喜んでくれたようだ。
ウルフさんは旅に息子のマーティン君16才を連れてきていた。ガヒンシャの孫はサッカー選手を目指しており、夢は将来スェーデン代表の選手になりセレソンと対戦することだと語った。
ウルフさん親子は最後にリフォーム中のマラカナン・スタジアムを訪れた。父を含め歴代の名選手たちが飾られたホール・オブ・フェームを歩いていると、居合わせた作業員や訪問者に囲まれ「ガヒンシャそっくりじゃないか」と言われた。まさに、ここマラカナンで“大衆の喜び”と称されたガヒンシャの面影を探ろうと、人々は興味いっぱいにウルフさんを囲んだ。
そんな大衆との触れ合いに「やっと、父が国民全員に愛されていることが理解できた。ブラジルに来てよかったよ。ここには何度も来たいね」と言い残していった。よかったよ、ほんと。
ブラジルでは「第二のペレ」といつも噂されるけど、「ガヒンシャはもう二度と生まれない」と言われてるんだよ。
これがウルフさん。

これがペレとおっとさん。

投稿者 fhasebe : 01:21 | コメント (0) | トラックバック
2005年11月13日
セレソン、がっぽりゴール量産+ロナウジーニョの信じられない映像
11月12日、アブダビ、UAE
「UAE 0×8 ブラジル」
試合観てません、練習モードでしょうか。
CBFオフィシャル・サイトでデータをチェックしました。
ブラジル・サッカー連盟のオフィシャルサイト→→:CBFNEWS
日本でも既にご存知の方が多いかもしれませんが、ここには公式マッチデータなどがpdfやdocファイルで載りますので、マニアにはよいかも知れませんね。
試合データはガゼッタ・エスポルチーバのサイトからコピペ:
Futebol/Amistoso - (12/11/2005 17:51:14)
Ficha técnica: Emirados Árabes 0 x 8 Brasil
Abu Dhabi (Emirados Árabes) - EMIRADOS ÁRABES 0 X 8 BRASIL
スタジアムLocal: Zayed Sports City Stadium, em Abu-Dhabi (EAU)
試合日Data: 12/11/2005 (sábado)
時間Horário: 15h30 (de Brasília)
主審Árbitro: Esan Add (Egito)
イエローCartões amarelos: Aljaenne (EAU); Robinho, Gilberto Silva e Juninho Pernambucano (BRA).
レッドCartão vermelho: Abbas (EAU)
得点Gols: Kaká, aos 20 minutos do primeiro tempo. Adriano, aos sete, Fred, aos 12, Lúcio, aos 19, Juninho Pernambucano, aos 25 e 34, Fred, aos 39, e Cicinho, aos 45 minutos do segundo tempo.
EMIRADOS ÁRABES: Ismael Rabie (Abdulla); Omman Aljaenne, Basher Shaced e Ali Musaree; Saleh Ebead (Khater), Ali Alweheby, Abid Alrahem Junaee, Ismaeed Matar e Ali Abass; Hader Alo Ali e Khalil (Saad).
Técnico: Bader Saleh
BRASIL: Dida; Cafu (Cicinho), Lúcio, Juan (Roque Júnior) e Roberto Carlos (Gustavo Nery); Emerson (Gilberto Silva), Zé Roberto (Edmílson), Kaká e Ronaldinho Gaúcho (Ricardinho); Robinho (Fred) e Adriano (Juninho Pernambucano).
Técnico: Carlos Alberto Parreira
フレッジが2得点あげたことに注目。
「イギリス×アルゼンチン」戦の真剣度と比べると、コメントしようがない。
セレソン、お金いっぱい稼いでよかったね。
CBFオフィシャルを紹介したついでに、面白いストリーミング・ファイルがあります。
UAEでの練習風景のようで、ロベカルとホビーニョ、それにロナウジーニョもちょこっと出てきます。
ホビーニョがスネでリフティングしてます。ロナウジーニョのトリックは、文章で書きようができない。よくやるなあ…
映像では、カメラが回っていることをいいことに、ホビーニョが調子にのってトリックを見せながら、「ロナウジーニョ!これ、できるか?」と挑発してた。すると、ロナウジーニョがすんげえトリックを披露して、周囲を喜ばせる。ホビーニョも負けじと同じことをしようとするが、失敗。
「マドリードに帰って練習するから、1週間後には出来るようになってるよ」
って、あんた、1週間後はエル・クラシコだよ!
ページはここ:
http://cbfnews.uol.com.br/selecoes/ult1046u1169.jhtm
3段落目の青文字<Assista ao Video>をクリック。別窓が出ますが、真っ暗のままですから、
左下の「△」ポッチを押して再生。(作りが粗い)
それに、いまストリーミングで話題になっているのが、ロナウジーニョのNIKEでのプロモ映像。
例の金箔のスパイクを履いた練習風景だが、ちょっと信じられない映像。
ロナウジーニョがリフティングをしながらエリアライン付近でゴールマウスにシュートすると、
シュートはゴール・バーに当たって、ロナウジーニョの胸にもどってくる。
それをまた遊んだのち、シュート。ボールはバーに当たってまたロナウジーニョに…それを4回ほど繰り返す…
小林サッカーのようなシーンに、合成だという人もいるが、ロナウジーニョ本人は本当にやってるとsport紙に語っている。
映像はブラジルのNIKEサイトでしか確認していません、方法は:
http://nikefootball.nike.com/nikefootball/front/anti_popup/start.html
から、<Latin America>を選択。さらに<Portuguese>選択。(どの地域でもOKのようです)
「金箔のスパイク」の別ウィンドウズが出るので、写真をクリックすればストリーミングが始まる。
日本でもマネしてゴール裏にボールを拾いにいく輩が急増するんだろうなあ。
みたことない、映像。正直、いまでもキツネにつつまれた感じです。
試合よりも、こいつらの練習風景を観てほうが幸せかも。

投稿者 fhasebe : 10:59 | コメント (18) | トラックバック
2005年11月10日
「バルサ×セレソン」1999年4月28日
バルサ・ファンのみなさん。
jsports2の「バルサTV」凄いカードが再放送されます。(もう知ってますって?)
バルサのクラブ設立100周年記念試合だそうです。
明日11日夜24:00-26:00(再放送も4度ほどあるそうなのでご心配なく)。
あっしにとっては永久保存版です。
スタメンは身震いを押さえられない:
Brasil::
Rogério Ceni [São Paulo]
Zé Maria [Vasco]
(Rogério ) [Palmeiras]
Odvan [Vasco]
Scheidt [Grêmio]
Roberto Carlos [Real Madrid]
Flávio Conceição [La Coruña]
Émerson [Bayer Leverkusen]
Rivaldo [Barcelona]
Amoroso [Udinese]
(Giovanni) [Barcelona]
Ronaldo [Internazionale]
Romário [Flamengo]
Técnico (Coach): Vanderlei Luxemburgo
Barcelona
Hesp (Arnau), Reiziger (Nadal), Abelardo, Frank de Boer, Sergi - Guardiola (Xavi), Cocu (Roger), Luís Enrique - Figo, Kluivert ("Sonny" Anderson), Zenden
(監督はファン・ハール)
ロマーリオ、リバウド、ロナウド、アモローゾにジオバンニ…、ロベカル、エメルソンもいた。
リバウドとジオバンニはこのときバルサ現役、ロマーリオとロナウドはOB。
セレソンは98年の敗北から立ち直りつつあり、ロナウドは2二度のヒザの大怪我をする前だったが、すでに様々な痛みを抱えていたらしい。
セレソンはこの年6月に開催されるコパ・アメリカに照準を合わしていた。(99年パラグライ・コパアメリカ、セレソンは優勝、でバルサはこの年リーガ優勝)
12月来日するサンパウロFCの中心選手GKホジェリオ・セニとFWアモローゾもピーク時で、このときスタメン。
方やクライファート、フィーゴ、グァルディオラ、ゼンデンにシャビも。ソニー・アンデルソンはこの年リヨンに移籍してセレソンに招集される。
モウリーニョさん、目をかっぽじって、よ~く見とけ。じゃなくて、ファンハールの隣にいたはず… (誰か知ってますか?)。あんたも、バルサの監督やりたいんでしょ、フフフ。
元のサイトはここ:jsports2- BarcaTV
いま観るからこそ、味がある。みんな輝いていたなあ。

投稿者 fhasebe : 09:30 | コメント (8) | トラックバック
2005年11月09日
映画「GINGA」
サッカー用語であり、カポエイラ用語であり、サンバ用語でもある
「GINGA」=ジンガとは?
この度、
デジタル・フィルム・フェスティバル「RESFEST JAPAN 2005」から情報を頂きました。
来る11月17日(木)~20日(日)ラフォーレミュージアム原宿を皮切りに、
神戸、京都と回るフェスティバルでブラジル・サッカーを特集にした映画が開催されるそうです。
詳細は<ここのサイトから>
以下、広報資料から:
来る11/17(木)より原宿ラフォーレミュージアムを皮切りに開催される、
世界最大級の映像フェスティバル『RESFEST(レスフェスト)』ジャパンツアーにて、
ブラジルの国民的スポーツであるサッカーを通してブラジル人の人生観に迫る
幻の名作ドキュメンタリー『GINGA』が上映されることとなりました!
この映画は、先立ってNIKEの新しいライン、ブラジルの発表の場で上映され
静かに反響を呼んでいる幻の作品です。
ブラジルのカポイエラの身体の動き(ステップ)に語源を発すると言うGINGA。
この作品の中には、巧みなボールさばきで裸足でフットボールに興じる少年、
現レアルマドリードで大活躍中のロビーニョ選手、
足を失ってもなおボールに触れ続ける青年など、様々なブラジルの人々が登場します。
今までも、これからも、「ボールを蹴り続けること」が自分たちの社会とつながり
生きて行くことなのだ、というブラジルの人々の人生観が見事に描かれた名作ドキュメンタリーです。
フットボールファンも必見!
『シティ・オブ・ゴッド』の監督フェルナンド・メイレレスがプロデュースしていることでも
話題となっている作品です!
<RESFEST開催日程>
東京:11月17日(木)~20日(日)ラフォーレミュージアム原宿
神戸:11月23日(水)~25日(金)神戸アートビレッジセンター
京都:11月25日(金)~27日(日)アートコンプレックス1928
うち、『GINGA』の上映は、各会場各1回の上映となります。
詳しい上映時間、チケットのお問い合わせは、
http://www.resfest.jp
RESFEST事務局: 03-3406-8835まで、お問い合わせください。
あっしのようなヒネクレ者でも、こういった企画はぜひ称賛すべきだと思いましたので。
宣伝させて頂きます。拍手!パチパチ。
ジンガ、ボールを置いたまま、体の“揺れ”だけで相手を牽制するブラジル・サッカーの美技。
ガヒンシャのジンガがまず最高、それにデニウソンのジンガ、フェリッペのジンガ。
ジャウミーニャ、ロマーリオ、リバウド、ロナウジーニョ、
女子サッカーのマルタのジンガ。名をあげると切りがない。
ブラジルの北の海辺にいくと、8歳ぐらいの子供が何気なくやっている。
ジンガは彼等の遺伝子に組み込まれている
とうとう映画のテーマになりましたか。
ちなみに、東京の上映日は11月17日(木)、夜20:55のみ。
行きたいなあ…行けるかなあ…
とにかく、この人が一番かな?(映画の映像ではありません)

「ディフェンダーの裏をかく」ってのは、こう。おっとと、ジンガしすぎちゃった。

投稿者 fhasebe : 23:12 | コメント (6) | トラックバック
2005年11月02日
雑誌で素晴らしいセレソン特集
セレソンの話題は雑誌でも次々と特集が組まれ嬉しい。
とくに今月のワールド・サッカー・マガジン11月3日号(べーズボール・マガジン社)には、いまだかつてないほど、詳しいデータが揃っていた。
ちなみに表紙はこれ:

この特集号をどうしても取り上げたくなったのは、WSMの視点がブラジル現地のものと同じであること(つまりフッチブログと同じ)。それは、いまのセレソンが70年、82年の歴代名セレソンに比較しうるポテンシャルを持っている、という観点について考証していること。これは興味深い。
70年、82年のセレソンと言われたってピンとこないという人が多いと思うが(現に私も3大セレソンのひとつ、58年のセレソンのことを良く知らない)、この比較こそがブラジル人にとって最重要。優勝しても、フッチボウ・アルチ(芸術サッカー)を披露しなければ喜びは半分。それがブラジル・サッカー思想の核であり、他国の追随を許さない点だ。
なぜ、ブラジルはいつまでもタレントを輩出するのか、なぜ、フィジカル・サッカーでは駄目なのか、答えはセレソンにある。
70年と82年のセレソンがワールド・サッカーにどのような影響を与えたかを少しでも知りたい人には、この雑誌の購入をお薦めする(あっしはリベートもらってませんよ)、まだ書店に残っているはず。
ほかにも今年前半に、ワールド・サッカー・ダイジェスト(2005年4月号、日本スポーツ企画社)から「世界を支配するブラジル・ブランド」という特集が組まれたが、残念ながら絶版になっているよう。いずれの出版社もバックナンバーをオンライン販売している。
では、後日また、このWSMと絶版のWSDの特集号の内容に便乗して、ずうずうしくも私見をまじえてみたいと思う。