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2005年10月31日

「ゼロ・トレランス」サッカー

セリエA05-06シーズン、第10節
格闘技団体戦「ミラン3×1ユベントス」を観た。

いったいなんなんだ、これは?
「ゼロ・トレランス(寛容度ゼロ)」サッカーの誕生。

しかし、凄かった。

サッカーで実行可能なあらゆるファウル、審判講習会の教材としてぜひ関係者にお奨めしたい。
ボールなどそっちのけで、下から蹴る、上から殴る、後ろから押す、後ろからタックル、テコの原理で吹っ飛ばす。ファウルの祭典、ラスト15分はなんと両チームともに“ファウル疲れ”で終了。

セリエAの1位と2位の激突がコレ?ハア…ハリウッド映画になるわ。
『キル・ファンタジスタ(ファンタジスタを殺せ!)』-壮絶なバトル!3秒に一度のファウル、1分間に4度、足の裏を見せるハイテンション!!
主演ガットゥーゾ、助演チュラム、スタムほか狂犬たち。

ちょっと、クライフ御大にもコメントしてほしいな。
フィジカル・サッカーのなれの果て、プレッシング・サッカーの裏世界。
スペタクル・サッカーは絶対必要だよ、モウリーニョが何と言おうが。

こんなモンに金を払って観ている自分が恥ずかしくなった。
願ったのはただ一つ。はやくカカとセルジーニョを怪我する前に交代してくれ、と。

ホントまいった。ユベントスのプレーを楽しみにしていたのにな。
とういか、フィジカル・サッカーに対するあっしのトレランスもいいかげんに「ゼロ」。

「ああ、やったぜ!それがどうした、ハン!!」ってあんた、サッカーしなさい。

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投稿者 fhasebe : 12:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月28日

セレソン、2試合+ホビーニョに物申す

11月FIFAマッチ・デーの日程

11月12日、UAE戦、アブダビ
11月16日、クウェート・オールスターズ(?)、クウェート

日本ではたぶん放送なし。
今週、リオでメンバーの招集があった。

GK:ジーダ(ミラン)、ジュリオ・セーザル(インテル)

右SB:カフー(ミラン)、シシーニョ(サンパウロFC)

CB:ルシオ(バイエルン・ミュンヘン)、ホッキ・ジューニオル、フアン(バイエルン・レバークーセン)、ルイゾン(ベンフィカ)

左SB:ロベカル(レアル)、グスターボ・ネリ(コリンチャンス)

ボランチ:エメルソン(ユベントス)、ジウベルト・シウバ(アーセナル)、エジミウソン(バルセロナ)、ゼ・ロベルト(バイエルン・ミュンヘン)

MF:カカ(ミラン)、ロナウジーニョ・ガウショ(バルセロナ)、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(リヨン)、ヒカルジーニョ(サントス)

FW:アドリアーノ(インテル)、ホビーニョ(レアル)、ヒカルド・オリヴェイラ(ベティス)、フレッジ(リヨン)

このクウェート・オールスターズというチームは一体なにか?クウェート金満リーグのベストプレーヤーだろうか、バティストゥータやグァルディオラもいるのかな?

招集メンバーからもわかるように、セレソンのグループはほぼ決まっている。この二つの親善試合のあと、来年はたったの1試合しか組まれないそうだ(UEFA様のスケジュールが優先される、やれやれ)。

前回の予想のとおり、GKはもう3人が決まっていて(3人目はゴメス、PSV)これ以上、試さないようだ。CBのアレックス(PSV)は誰かが怪我しないかぎり呼ばれない。左SBについては、本当にコリンチャンスのグスターボ・ネリで行くのだろうか。

そしてボランチにエジミウソンがセビリアで不調のヘナトの代わりに復帰。エジミウソンの利点はCBもこなせるから、試合の中でチームを攻撃的にしたり、守備的にしたりするのに役立つ。彼がバルサでフィットさえすればW杯メンバーに滑り込みで入る(ライカールトという希代のボランチのもと、多くを学べるか、かえって潰れるか)。

中盤はヒカルジーニョがアレックスの代わりに入った。守備の貢献度から言えば、致し方ないが、当ブログにコメントしてくれた10番さんが提唱するナチュラルな「10番」はアレックスそしてリバウドともに望みはないようだ。

FWは怪我で治療中のロナウドに代って、若きフレッジが登場。ヒカルド・オリヴェイラとサブの座を争う。フレッジは稀に見るマタドール(フィニッシャー)。スペースの作り方、飛び出し、どれも非凡な能力を持つ。

フレッジの優位点は所属するリヨンが好調で、フランス・リーグで優勝争い、そしてCLリーグでも上位に行くことが予想される。彼はすでにチームでスタメンの座を確保しつつあり、脚光を浴びる立場にある。

10番さんにもコメントしたが、ヨーロッパでプレーしセレソンに選ばれるには、ヨーロッパ・リーグで本当に活躍しなければならない。セレソンの監督というのは、ブラジル選手権、リベルタドーレス杯、ヨーロッパ各国リーグ、チャンピオンズ・リーグを常に観ているというが、大量のデータだ。

パヘイラは恐らくギリシャ・リーグのリバウド、トルコ・リーグのアレックス、Jリーグのワシントンやアラウージョ、ロシア・リーグのダニエル・カルバーリョ、ヴァグネル・ラブなどの試合を観ていないはずだ。観てもせいぜいスタッフが編集した資料だけではないだろうか。場合によっては、選手はブラジルに戻って活躍したほうが有利だ(グスターボ・ネリやヒカルジーニョのように)。

極端な例を上げれば、もし今チェルシーでブラジル人プレーヤーがスタメンになれば、その選手は必ずセレソンに呼ばれるだろう(どこの国でもそうなるけど)。

いま危険な立場にいるのがホビーニョ。彼にはっきりもの申したい。
なんだ、最近のプレーは?一人でサッカーやってるのか。
できないの?トラップしてシュート、またはパス。ドリブルしてパス。サイドに切れ込んでクロス、こうした単純なことが?
このままじゃ、ダメになるからブラジル帰った方がいい、ヨーロッパ向いてないかもね。
リーガ成功者のリバウドやジャウミーニャに教えを請いなさい。

こちら同年のフレッジくんは伸び盛り

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投稿者 fhasebe : 18:19 | コメント (6) | トラックバック

2005年10月15日

軽く、お遊戯

10月12日、南米予選最終節(全18節)

ブラジル北部パラ州、マンゲイロン球場、4万7千人観衆。

「ブラジル3×0ベネズエラ」

アドリアーノ(28')、ロナウド(51')、ロベカル(61')

アルゼンチが負けたおかげで、セレソンはなんと最後に南米予選を1位で終了した。メデタシ

プレッシャーのかからない試合で、かる~く流して大観衆を魅了したセレソンだった。

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北の都市ベレンの温かい気候に選手たちは自由なプレーをした。

スタメンは4-2-2-2にならって(そういえば、今季のユベントスと同じ布陣だということに気づいた):
GK:ジーダ
右SB:カフー、CB::フアン、ルシオ、左SB:ロベカル
ボランチ:エメルソン、ゼ・ロベルト
MF:ロナウジーニョ・ガウショ、カカ
FW:アドリアーノ、ロナウド。

とくに攻撃陣は、まるでジャズかサンバか、またはヒップホップのような…アドリブで美技を織り交ぜたファンタジーな攻撃をしかけていた。

プレッシャーさえ感じなければ、ここまで出来るのか。ヨーロッパでもやらないような「遊び」を披露して、おたがいのブラジリアンDNAを確認していた。

この試合のスタメンは、怪我やサプライズがなければ、W杯の初戦のメンバーとなるだろう。パヘイラは試合に、その意味を持たせていた感じがする。それというのも、ロナウドとツートップを組んでいたアドリアーノが献身的に中盤底まで下がってディフェンスをしたり、中盤でMFさながら、その強靭な体を利用してボールをキープしていたりと、かなり実践的な役割をこなしていたため。おかげで、ロナウドは楽そうだった。

当然のごとく、このアドリアーノが試合のキーマンになった。彼のファースト・ゴールはふりむきざまの見事なシュート。セカンド・ゴールは1年も代表でゴールのないロナウドのゴールをお膳立てしてやるなど、どっちが先輩かわからない、素晴らしい活躍だった。後半19分、ホビーニョと交代した。

セレソンはW杯まであと3回ほど親善試合を行うそうだが、ここで勝手にW杯本戦のメンバー・グループを予想してみたい。レビュラーが先で、括弧内がまだ可能性のある、あるいは今季新たに台頭しそうな選手。

GK(3):ジーダ、ジュリオ・セーザル、ゴメス、(マルコス)
右SB(2):カフー、シシーニョ、(ベレッチ、マイコン)
CB(4):ルシオ、フアン、ホッキ・ジューニオル、ルイゾン、(アレックス/PSV)
左SB(2または1):ロベカル、(ジウベルト、グスターボ・ネリ)
ボランチ(3):エメルソン、ゼ・ロベルト、ジウベルト・シウバ、(ヘナト)
MF(5):ロナウジーニョ・ガウショ、カカ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ヒカルジーニョ、ジュリオ・バチスタ
FW(4):アドリアーノ、ロナウド、ホビーニョ、ヒカルド・オリヴェイラ、(フレッジ)

とまあ、せいぜい、こんな感じがする。これまでは、素晴らしい選手を次々と試してきたが、W杯となるとそうはいかない。とくに、23人という制限がネックである。

まず、GKはどうしても3人連れて行かないといけない。万が一ケガがあった場合、もっとも代替のきかないポジションだから。CBも4人。サイドバックが一つのポイントだが、場合によっては中盤のゼ・ロベルトがロベカルの代わりに入れる。

こうしてマルチな選手が最後に残る。W杯では、トルシェ・ジャパンでもそうだったが(中村俊輔のケースが典型的)ある技能に突出した選手ではなく、複数のポジションをそつなくこなせる選手が重宝される。だから、残念ながらアレックスは行かないと思う。W杯の選手枠があと2、3人ほど増えれば、ユニークなスペシャリストを連れて行けるのにな。

正ボランチはエメルソンで決定、補欠はジウベルト・シウバ、場合によっては、ジュニーニョやヒカルジーニョも中盤底を担当する。

同じようにマルチに中盤とFWの両方ができる選手にホビーニョとジュリオ・バチスタが入る。

FWはアドリアーノとロナウドに決まり。ヒカルド・オリヴェイラがはたしてどうなるか、ひょっとして今季リヨンのフレッジが大ブレイクすれば、滑り込みでW杯に入るかもしれない。

3年越しで行われた南米予選でルイス・ファビアーノやジエゴ、それにリバウドなどが消えていき、カカ、アドリアーノ、ホビーニョが出現した。

ケガなどの事情がなければ、セレソンの基礎は完成している。jsportsの倉敷氏も言っていたが、「コパ・アメリカやコンフェデ杯など、無意味とされていた大会のおかげで新星セレソンが出来上がりましたね」。たしかに、嬉しい誤算でした。

とくにアドリアーノは予想外だった。

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投稿者 fhasebe : 23:58 | コメント (10) | トラックバック

2005年10月11日

クライフ×モウリーニョ、巨大惑星の衝突

「Pragmatic」プラグマティック=結果主義、超合理的。

「伝説のおとこ~」クライフが今週のBBCへのインタビューでチェルシーの監督モウリーニョをこう評した。

さらにチェルシーは相手チームへの尊敬の念が無い、美しさがない、とも言った。

これには、モウリーニョもいつもの「プラグマティックさ」を捨て、猛然とクライフに食ってかかった。ポルトガル人モウリーニョのインタビューは彼の戦術とはうってかわって、面白すぎる。

インタビューのソースはポルトガルのJornal Record紙とあるが、見つからないので、sport紙の下記のリンクから引用しました(スペイン語です):

『Mourinho cargo con dureza contra Cruyff』

なぜバルセロナ本営のサイトがこの話題を取り上げるのかと言うと、モウリーニョ、クライフともにバルサに属したサッカー人であり、モウリーニョはバルサの失敗例を取り上げてクライフへの批判としている。

「そこまで言うなら、クライフにお手本を見せてほしい。彼は“芸術的なチーム”を率いて我が輩と対戦すればいい。ベンチ・レベルまで降りたまえ!」(フリー意訳です、デーモン小暮ではありません、口調は似てるけど)

「我が輩が知る限り、クライフが率いたバルサはたまたま、他のチームが土壇場で失敗したおかげでリーガを制覇できた。ジュキッチがPKを外さなければ94年のリーガはデポルの手中にあった、誰か異論はあるか?」

次のくだりは厳しすぎる。
「クライフはベンチを退いた96年から、ゴルフの合間にサッカー批判をすることを好む。自身が授かった天才プレーヤーの権威をかざして周囲に影響を与えようとする。彼は現代サッカーがどう進化したのか理解していない。」

「我が輩は常にベストのチームを作ってきた。クラブ・レベルでのヨーロッパ・タイトルはすべて獲得した。クライフに何を教わればいいのか?ひょっとして、チャンピオンズの決勝で0-4で負ける術だろうか?(94年CL決勝、ミラン4-0バルサ、当時のバルサの監督がクライフ)」

「クライフはプレミアシップに来て監督をすればいい。そうなれば、我が輩の21世紀サッカーと彼の20世紀サッカーとの勝負だ、ワッハハハ!!」(どこまでも意訳です)

モウリーニョの凄いところは、クライフとバルセロナを同時に批判してしまうところ、これは他の監督にはできない。バルセロナを批判するということは、妄信的なクレー(カタルーニャ出身のバルサ命な人々)までをも敵に回すことになり、ある意味、命がけの行為といえる。クライフに関しては、バルセロナの中でも彼の影響力を嫌っている人がいる。

モウリーニョの言葉には無駄がない、グサッと突き刺す力がある。

「自身が授かった天才プレーヤーの権威をかざして周囲に影響を与えようとする」

これはペレとマラドーナにすっぽり当てはまる。とくにマラドーナは我がままに育てられた子供のようで、見ていて見苦しい。「安全な立場にいる人間の批判は、批判ではない」たぶん、ニーチェの言葉だったかな。

クライフに関していえば、永遠にサッカー史に残る天才プレーヤー。74年W杯のビデオはあっしのお宝物のひとつ。クライフがヨーロッパ・サッカーの将来を憂慮するのは正当な行為だと思う。なぜなら、いまのヨーロッパはクライフのような天才プレーヤーを育てず、南米やアフリカから選手を買い漁っているから。

クライフの言い分は、あっしの言い分でもあり、世界中の芸術サッカー・ファンの考えだと思う。チェルシーのサッカー、つまりモウリーニョの戦術はぜひ一度、徹底的に潰さなければサッカーから美しさが消えてしまう。これぞ進化の過程である。

だが、この事実を一番理解しているのは、他ならぬ「我が輩」モウリーニョだと思う。化けの皮を剥がすようで悪いが、なぜそこまでして周囲を攻撃する?なんとか注目を集めて、プラグマティックな戦術に話題のスポットを当てたいのだろう。味の無い料理だから綺麗なお皿に盛らないとね。だが、常に自分の限界と格闘しているモウリーニョもまたプロの中のプロ。結構、好きだぜ。アレッ?

サッカーの世界をとことん生きている男、だなコイツは。

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投稿者 fhasebe : 11:44 | コメント (8) | トラックバック

2005年10月10日

寂しい高地

南米予選第17節(全18節)
10月9日、ボリビア1×1ブラジル
すでにW杯当確のセレソンはアウェー、高地ラ・パスでボリビアと対戦した。

3,600m級の高地(富士山の頂上と変わらない)のピッチで、レギュラー組み8人を温存したチームがピッチに立った。

スタメンは

GK:ジュリオ・セーザル
右SB:シシーニョ
CB:ホッキ・ジューニオル(cap)、ルイゾン
左SB:ジウベルト
ボランチ:ジウベルト・シウバ、ヘナート
MF:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ヒカルジーニョ
FW:アドリアーノ、ホビーニョ

試合内容としては、なんとかボールをキープしようとするセレソンに厳しいプレッシャーで襲いかかるボリビア。

高地ではホビーニョやシシーニョがドリブルで切り込んでいくのだが、最後はドタドタと尻つぼみになってしまっていた。ブラジルは前半25分、ジュニーニョのFKで先行したが、後半開始早々、ボリビアは速攻で同点にした。

このような異例な自然条件で行われる試合で個々の選手を評価すべきではないと言うが、あえて一つ収穫をあげるとすればキーパーのジュリオ・セーザルが凄く良かった。

26歳のジュリオ・セーザルは今季からインテル・ミラーノの正GKを務める(トルドからポジションを奪った)。一昨年のフラメンゴ時代から頭角を現し、コパ・アメリカでは決勝のPK戦で活躍。彼の凄いのはとんでもない反射神経、3m手前ぐらいからのヘッディング・シュートなら必ず反応する。いまの正GKジーダにない機敏さを備える。ジーダの最大の欠点は早いクロス・ボールをまったくインターセプトできないこと、コリンチャンス時代から言われ続けている。ジュリオ・セーザルの今季の活躍に期待する。

他には欠点が目立った。高地での酸素不足があるのだろうが、たとえば左サイド・バックのジウベルトに代わりグスターボ・ネリが投入されたとき、セレソンのDFラインは二人だけになってしまった(ホッキとルイゾン)。

その理由は、テスト中の両サイドバックであるグスターボとシシーニョが、俺が俺がと前に出て行ってしまった。問題はこの二人、所属チームでサイドハーフ(アーラ)をやっていて、3番目のCBとしてのカバーリングが曖昧、とくにシシーニョの「頭上」のスペースをボリビアに再三突かれ、同点に追いつかれた。これで左SBがロベカルだったら、相手は左右のファーポストにクロスを入れれば面白いように空中戦を制することができるだろう(ん?まてよ、シシーニョは12月からレアルだったな…)。

シシーニョに関して言えば、ドリブルはピカイチだが性格からして右SBではないような気がする。モナコにマイコンというデカくて、テクニック抜群の右SBがいるんだがなあ。

ほかには、ホビーニョはまったくダメ、何がダメかというと、アドリアーノを上手く使えない。ホビーニョはレアルでも鳴かず飛ばず、レアルとセレソンで一気に大役を任されて自分のスタイルを見失った感じがする。

期待していたフェネルのアレックスは後半投入されたが、明らかにチーム戦術にフィットできていない。彼はこの3年間、パヘイラ監督にどうアピールすればいいか、まったく感触を得なかったはず。アレックスの代わりに、ゼ・ホベルトの代役を務めたヒカルジーニョがW杯に行きそう。

そもそも、はじめっからヘナト(スペインに行って、どうしちゃったの?)を使わず、ヒカルジーニョとアレックスを中盤に並べてほしかった。あと、なぜヒカルド・オリヴェイラを使わない、パヘイラさん?使わないなら、最初から呼ばなければいいのに。あっしは見たい、「孤独なストライカー」ヒカルド・オリヴェイラ。

次は水曜日10月12日の最終節ベネズエラ戦。ホームで最後のお祭りとなる、もちろんレギュラー組はニコニコ全員復帰(いい気なもんだ)。

ジュリオ・セーザル、タファレウ2世と呼んであげよう。
この人、ホームページもっている:www.juliocesar1.com

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投稿者 fhasebe : 18:00 | コメント (4) | トラックバック

2005年10月09日

おめでとうポルトガル、アンゴラ

10月8日、さらに14カ国が05年ドイツW杯への出場権を獲得した。

そのうちの一つ、

ポルトガルはホームでリヒテンシュタインに勝ち、W杯の当確を祝った。

記者会見で監督ルイス・フェリペ・エスコラリ監督は、
「ポルトガルはもちろん、アンゴラにもおめでとうと言いたい、これでポルトガル語圏から3カ国が出場する」
と、ユニークな意見を述べていた。

ついでに、ブラジル人監督は4人参加する。(ブラジル、日本、ポルトガル、コスタリカ)

ヨーロッパではイギリス、イタリア、オランダといった常連国に、伝統国のポーランド、クロアシアと意外と下馬評どおりの国が出場を決めた。水曜日の予選最終節では、おそらくセルビアが出場を決める。フランスのグループが最も混戦。

ヨーロッパの伝統国ではデンマーク、チェコ、ロシア、ハンガリーなどが危ない状態だが、今年はまだ大きなサプライズはない。

南米ではエクアドルとパラグアイが出場を決めた。残すはオセアニアとのプレーオフ枠、コロンビア・チリ・ウルグアイの三つ巴になっている。予想では最終戦がホームでエクアドルと対戦するチリが有利(あまり当てにならないが)。

北中米の3枠目に当確したのはコスタ・リカ。ここも下馬評どおりといえる。

世界中が驚いたのが、アフリカ大陸。ナイジェリアやカメルーンといった伝統国を差し置いて、ガーナ(エシアン率いる)、トーゴ、アンゴラとコート・ジ・ボアール(ドログバ率いる)とチュニジアが確定。チュニジア以外すべて初出場となった。アフリカでは何が起きているのだろう。

残すはヨーロッパ6枠に南米・オセアニア1枠と北中米・アジア1枠の8枠だけ。フランスとスペイン、どんでん返しがなければ良いが。

おめでとうスコラーリ。でも、何なのソレ?

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投稿者 fhasebe : 23:21 | コメント (2) | トラックバック

2005年10月05日

U17代表、完敗

U17世界選手権、決勝
ブラジル0×3メキシコ
才能だけでは勝てない、という教訓のような試合だった。

高校生レベルの国際舞台でブラジルが連れてきた男の子たちは、どれも素晴らしい技術を持っていた、だが優勝できなかった。

一言でまとめれば、彼等はチームとしてまとまっていなかった。ドリブルではちゃめちゃに相手を翻弄するが、いざゴール前のフィニッシュまでもっていけない。

一方、相手のメキシコはその逆で、一つ一つの攻撃を大切にするチームだった。ドス・サントスという女の子のような顔をした16歳のプレーヤーは将来有望だ。アルゼンチンのメッシ同様、なぜかしらないけどバルサのカンテラにいる(バルサさん、スペイン人のカンテラーノを育てなさい)。

まあでも、この世代は荒削りの選手が見れて面白い。それに、それぞれの選手がトップ・プレーヤーを彷彿させていた。イーゴルという選手はリバウド、セウソという選手はロナウジーニョ、ハモンという選手はカカといった感じだった。他にもデニウソンという中盤底の選手が気に入った(元ベティスのデニウソンは御彷彿させないが)。

実はブラジルではこのU17セレソンのことを超生意気チームと呼んでいた。全員が上手すぎて相手チームのことを見下すという。確かに決勝戦でもそういったシーンが何度かあったし、不必要にドリブルを繰り返してボールを取られたり、審判に偉そうに食ってかかるところも印象悪かった。そんなチームが「格下」と思っていたメキシコにやられたのだ。ある意味、コイツらにとって優勝よりも尊い教訓だったかもしれない。

逆に言わせてもらえば、メキシコだってこんなサッカーで浮かれてちゃダメ。U17レベルの選手があそこまでラフ・プレー(前半早々のアンデルソンの足首を捻挫させた後ろからのスライディングは大人の世界では一発退場)に長けているとは、どんな練習をしてるのか。主審がサッカー大国でないベルギー人で助かったようなモンだ。高校生レベルで亀サン戦法が得意だからって、一流のプロになれると思ってるのか。とまあ、これぐらいは言わせてほしい。

とにかく、ここで戦った選手達がどう成長していくのか、これから注目していきたい。

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投稿者 fhasebe : 00:49 | コメント (8) | トラックバック