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2005年06月30日
ブラッズィウウウーー!!トリプル・クラウン!
ブラジィーーーウウウウ!!!セレサーーーーオン!!
アドリアーノオオオオーー!!
くらええーーーアルゼンチン!!
世界チャンプ、南米チャンプ、コンフェデ杯チャンプ…
すべてのタイトルが揃った!
なんといってもブラジル4×1アルゼンチン!!
ホームで勝って有頂天になっていたアイツらに、ニュートラル・グランドでの圧倒的な勝利。
これ以上の喜びはない、来年のW杯までは…
BRAZILLLLLLLLLL !!!!!!!!!

サンパウロFC 3×2 リーベル!!
Copa Libertadores Semi-Final 2nd Leg
Estadio Monumental de Nunes,Buenos Aires, Arg/ 6万人観衆
ブラジルがアルゼンチンをケチョンケチョンにした日!!

投稿者 fhasebe : 06:38 | コメント (10) | トラックバック
2005年06月27日
ブラジル×アルゼンチン×3
サッカーの神様は休みを与えてくれない、どころか、ここまで盛り上げてくれるとは誰が予想したか。
6/28ワールド・ユース準決勝 「ブラジルU20×アルゼンチンU20」
6/29ドイツ・コンフェデ決勝 「ブラジル×アルゼンチン」
6/29コパ・リベルタドーレス準決勝2nd Leg「リーベル・プレート×サンパウロFC」
どれも、興奮して頭のヒューズがぶっとんじまうような、凄いカードである。二日間で両国のサッカーの現在と未来をかけた勝負が繰り広げられる。
昨日のアルゼンチンのOLEサイトではコンフェデ杯準決勝アルゼンチン×メキシコ戦で先制するメキシコに追いついてPK戦を制することができたのは、「決勝でブラジルと戦える」モチベーションだったと書かれている。
誇張にせよ、ブラジルはアルゼンチンにとって特別な存在で、その逆もしかりである。「南米のカラマゾフ兄弟」は相手を倒すことで互いの存在(強さ)を確認してきた。
昨年はセレソンがコパ・アメリカ決勝戦でPK戦の末にアルゼンチンを倒し優勝、南米予選のホーム戦でも3-1で下した。一方、アルゼンチンはアテネ・オリンピックを圧倒的な強さで優勝し、今月の南米予選ではホームのモヌメンタル・スタジアムでブラジルに3-1のスコアをお返しした。両チームの対戦成績は現在、ブラジル33勝アルゼンチン33勝26引き分け(計92試合)となっており、まったくの互角。唯一の違いは、アルゼンチンの2度に対し、ブラジルが5度のW杯を誇ること。これにはアルゼンチン側がオリンピック金メダルを引き合いに出すだろうが、A代表での実績の方が上だとブラジル側も反論する。
他にもコンフェデ杯の優勝も互いに1度ずつ、ワールド・ユースの優勝は4度ずつ(ブラジルは現チャンピオン)、リベルタドレースの優勝はアルゼンチン・クラブが圧倒的に多い。
凄まじい火花を散らすライバル同士だが、不思議なことに互いに尊敬し合っている部分もある。たとえば、アルゼンチンで一番理想の代表チームとされているのが70年W杯のセレソンらしい。今週のOLE紙では、現在のアルゼンチン代表が70年のセレソンになりえるという記事が載っていた。(以下リンク、スペイン語原文でスイマセン)
http://www.ole.clarin.com/jsp/v3/pagina.jsp?pagId=1000308
一方、ブラジルでもマラドーナ・ファンが多く、どおりで現在の若い世代のプレーヤーにジエゴとかジオゴといった名前の選手が多いわけだ。親がマラドーナ世代なのである。
最近では、02年までクルゼイロで3年間活躍した“フアンピ”ソリンやサンパウロの大衆クラブ、コリンチャンスのテベスはブラジルでも崇拝されている。“ブリート”オルテガはブラジルでは「ピッチ上のチャップリン」と呼ばれて親しまれた。
アルゼンチンのピビ(子供たち)の間ではロナウジーニョやアドリアーノが大人気で、つい先日、ボカの副会長に就任したマラドーナの構想にはリバウドを呼ぶ計画があるという。マラドーナは他にもベベート、ホマリオ、ロナウジーニョのファンだと公言している。
ちなみにフッチブログはボカが来日して以来のリケルメ・ファンで、前アルゼンチン監督のマルセロ・ビエルサは世界トップ3の監督に入ると考えている。ライバル国のサポーターに認められる、これこそクラッキの称号であり、なぜこうもブラジル人とアルゼンチン人プレーヤーが世界中で活躍するのかの説明のひとつになる。
来季の契約、移籍クラブやスポンサーなど忘れて、ピッチで22人の選手たちが無心で戦う試合。アルゼンチン代表を引退したシメオネは南米のクラシコを「同じストリートにある二つのチームが、どっちが上手いか、純粋にそれを証明するために戦う」と表していた。
世界が注目する対戦。あとはセレソンに勝ってもらうだけ。

投稿者 fhasebe : 21:58 | コメント (2) | トラックバック
2005年06月26日
ニュルンベルクのマイスター・アドリアーノ
ブラジル3×2ドイツ-これだからセレソンはわからない。相手チームが一丸となって封じ込めにくると、個人プレーで試合を決定してしまう。久々のヨーロッパ・サッカーとのガチンコ勝負は、またしても突出した個人の差がモノを言った。
ニュルンベルクのスタジアムで4万人観衆の後押しを受けたドイツ代表。最近では中盤から突破したり「らしからぬサッカー」をしていると評判だったが、いざ大一番となると、予想どおりドイツもブラジルも何十年もの間に培った伝統的なサッカーをした。強豪国が戦うとき、必ずこうなる。
つまり、ドイツは中盤でバンバン相手攻撃を潰して、ボールを奪ってはサイドにはたいてアーリークロス。ブラジルは必ずドリブルで抜き去り、両サイド・バックを軸に変化自在に突破を試みる。50年前、30年前からまったく変わらないスタイルの対決。
ただこの日のセレソンにはアドリアーノがいた。あれだけ強い体を持つ選手が、あのスピードでドリブル&シュートをしかけたら、世界のどのDFも止められない。ドイツ哲学風に言えば「個人技が組織サッカーに勝つ、ヒューマニズムの勝利だ」。
ただセレソンはそんなこと言ってられない。この試合でも明らかにチームの組織力の不安定さが露呈した。まず、中盤のロナウジーニョがまったくディフェンスができないため、ボランチにめちゃくちゃ負担がかかる。マークが緩むと最終ラインの裏に楽々とパスを入れられ、DFはとたんに大慌て。他にも最終ラインからホッキ・ジューニオルが飛び出してサード・ボランチになるときが多々あったが、あれはヤバイほどマークが間に合ってなかった。
それにしてもドイツの選手のハサミ・スライディングはブラジルでは一発退場モノ(本当は世界共通のルール)。FIFAはくだらないオフサイド・ルールを厳守するより、現行のスライディング・ジャッジをなんとかしてほしい。ホビーニョは未知の経験にやりにくそうだった、これも経験のひとつ。
まあ、こんなときは別の選手が活躍すればいい。後半投入された右SBシシーニョは光った。まずカフーの後継者が決まった感じがする。(内心、リベルタドーレス杯準決勝を戦うサンパウロFCに早く返してやりたいが)
とにかくヨーロッパで、アウェーのブーイングを浴びながら勝利したことはチームにとって大きい。こうした勝利を重ねることで試合内容も良くなっていくはず。
次はセレソンが120%の力を出さないと勝てない相手、アルゼンチンとタイトルをかけて戦いたいなあ。
ニュルンベルクのマイスター・アドリアーノ

投稿者 fhasebe : 11:28 | コメント (4) | トラックバック
2005年06月25日
セレソン、なぜ日本に勝てなかったのか?
2005年6月22日ドイツ・ケルン、コンフェデ杯グループ・フェーズ第3試合、ブラジル2×日本2。
結果以上に、個人的にはピッチ内外の様々な出来事で非常に興奮した試合観戦だった。ピッチ外の出来事とはもちろんジーコの挙動のこと。なにはともあれ、引き分けの結果、ブラジルは準決勝に進出することができた。試合への感想だが、実は興奮しすぎて終わった時点ではゴールシーン以外、ほとんど思い出せなかった。日韓W杯決勝戦のときに近い感覚だった。
日本代表サポーターには本当におめでとうといいたい。今までで最も攻撃的なジーコ・ジャパンだったし、ジーコの言葉通り「勝ってもおかしくない試合だった」。どのブラジル人サポーターもそう思っているはず。
今度は試合の録画を冷静になって観てみた。本当はふがいないセレソンのアラ探しをするつもりだったのだが、客観的に観てなかなか面白い試合だったことに気付いた。
その一番の理由は単純で、日本代表がDFラインを下げなかったこと。前半、日本の最終ラインとブラジルのファンタスティック・フォーの1対1が幾多も繰り広げられた。ロナウジーニョ、ホビーニョ、アドリアーノ、カカと1対1で望むには勇気がいる。例えれば、全盛期のマイク・タイソンとノーガードで殴り合うようなものだ。でも日本は「気持ちで戦う」のではなく、はっきりとリスクを負って勝つための戦い方をしたと思う。ジーコは10人で守って3点入れられたギリシャの二の舞にはなりたくなかったのだろう。
4バックでラインを下げないチームは世界では、セレソンやレアル、バルサなどの攻撃的なチーム(あとブラジル国内の多くのクラブ)の証明だ。だから、ジーコの挑戦的な布陣にパヘイラ監督も驚いたはずだ。もちろん、そのおかげで、ブラジルは前半で2点を叩き込むことができた。
日本代表では中盤の中田と俊輔が非常に良く、加地とサントスが両サイドから頑張って切り崩していた(これが4バックの本当の長所)。後半は中田がさらに上がり、投入された大黒に俊輔が裏へのパスを出す。
それでも後半40分まではブラジルがゲームをコントロールしていたように思える。カカとゼ・ホベルトをそれぞれヘナトとエドゥーといった攻守のバランスを保てる選手たち、アドリアーノをジュリオ・バチスタ(ベスチア!)というポスト・プレーヤーに替えたことはボールの支配率を高める意図があったに違いない。
だから、ちょうどブラジルが前半終了時と同じようにボールを回し始めようとしていたころ、中田がエリア前のこぼれ球に上手く体を入れて、ファウルを誘った。これ自体が非常に高度なテクニックである。さらに俊輔のFKは言うまでもない。GKマルコスやDF陣はボールが外れたと思ったのではないか。誰もカバーリングに行かず、大黒は一人でなんなく決めた。
最後の押せ押せモードも、日本がブラジルに勝つという強い意志の現われだった。つまるところ、セレソンは明らかにゲーム・コントロールに失敗したのであり、教訓というか、今後は日本を相手に戦うときは修正しなければならない点が出てきたというわけだ。個人的にはヘナトではなく、ジュニーニョ・ペルナンブカーノを使ってほしかった。
試合後、次のドイツ戦に向けてパヘイラ監督は「テスト期間は終わった、次はガチンコでいく」と言って、話題をさっさと切り替えてしまったが、テストしたなら普通黙ってません?
そしてジーコ。日本のゴールで大喜びしている彼を見て、正直、チキショーと泣きたくなった。大半のブラジル人もそうだったのではないだろうか。セレソンの10番を10年間背負ったジーコが、ブラジルが失点して大喜びしている。ドイツ人にしてみればベッケンバウアーが、マテウスが、イタリア人にしてみればバッジオが、フランス人にしてみればプラティニが、オランダ人にしてみればクライフが、アルゼンチン人にしてみればマラドーナが、相手チームのゴールに喜んでいるようなものだ。もちろん裏切り行為でないことは分かっているし、今後もサッカーの歴史ではこういったことは多くあるだろう。
試合後、ジーコは「私はセレソンにすべてを捧げた一人だ。だから今は複雑な気持ちで一杯、これ以上のコメントは勘弁してくれ」と兄エドゥとキーパー・トレーナー、カンタレーリ(ああ懐かしい)に囲まれてブラジル報道陣に話した。ジーコがこう言えば、誰が文句を言えるのか。これはブラジル・サッカーの宿命であると(勝手に)諦めるしかない。
しかしジーコは間違いなく、「激動」という星の下に生れた。試合後は「審判のミスジャッジがなければ、3-2で勝っていた。こういう大舞台では必ず知名度の高いチームに、ジャッジが有利に働く」としゃあしゃあと言ってのけた。
「メキシコの2選手はドーピング疑惑だって、その話どうなってるの?じゃあ、日本にポイントを返してほしいな。準決勝に行くべきチームは日本だ!」と、正式にFIFAに抗議した、とブラジルでは報道されている。これにはジーコに話題を振った記者たちもタジタジ。日本代表はもう帰国したというのに、なんという執念、ジーコこそ大舞台で存在を発揮する勝負師である。
コンフェデ杯グループ・フェーズで一番存在感を示したのはジーコ。こうしたこと全ては来年のW杯本番で有利に働く。この影響は、日本代表にとって計り知れない。
さあ、セレソンの次の相手はマンシャフト、ドイツ代表。ドイツとブラジル、二つの巨大なサッカー文化の激突。これも絶対見逃せない。
ブラジル・サッカー史に残る抱擁

投稿者 fhasebe : 17:08 | コメント (12) | トラックバック
2005年06月22日
セレソンに2軍はない
コンフェデ杯日本戦を前に、日本のマスコミはこぞって「ブラジル余裕で主力温存」、「日本戦はただの調整試合」といった日本人サポーターを刺激する煽り報道を繰り広げているが、ブラジル側から見れば日本のマスコミの奇妙な闘志に「?」といった感じた。
セレソンは22日(ドイツ時間)の日本戦に向けて最後の紅白戦を行った。パヘイラは試合前最後の記者会見でブラジルのマスコミに「日本戦には選手を入れ替える。スタメンはもうできあがってるけど、試合前にしか発表しないよ」と述べている。
予想にすぎないが、ブラジルのマスコミではGK:マルコス、右SB:マイコン、CB:ルシオ、ホッキ・ジューニオル、(フアン)左SB:レオ、MF:ジウベルト・シウバ、ヘナト、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、エドゥ、FW:ジュリオ・バチスタ、ヒカルド・オリヴェイラの4-3-3で試合に臨むのではないかと言われている。
メンバーはメキシコ戦から殆ど代わる形になる。だからといって「日本をなめている」わけではない。3試合ですべての選手を起用するというのがパヘイラの当初の計画で、コンフェデ杯はそのための大会。だいだい相手を舐めてかかって万が一負けた場合(この場合敗退を意味する)、ブラジルのマスコミが黙っちゃいない。ブラジル・サッカー史にはそんな前例はない。
フッチブログが思うにはエドゥーを除いて、すべてスタメン・レベルである。ちなみに日本であまり知られていない左SBレオ(サントス)は前からロベカルの後継者として期待されている。
「日本戦でメンバーを代えて敗退するリスクは私が責任を負う。ロナウジーニョ、カカ、ホビーニョ、アドリアーノの4人を使ったからって、勝てるとは限らない。それよりもドイツですべての選手を起用しておきたい」。パヘイラはブラジルのTV局にこう言っている。「日本は早く家に返してやらないとね」みたいなことを言っている映像はどこにもない。
昨夜ドイツ代表はアルゼンチン戦でバラックとカーンという主柱をあえて外した。クリンスマン監督の言い分は「精神的に頼りになるメンバーをあえて外して戦わせた」と言っている。結果は2-2の引き分け。日本のマスコミに言わせれば、「ドイツはアルゼンチンを舐めてかかった」のだろう。ついでにアルゼンチンが南米予選のここ2試合(エクアドル、ブラジル)でスタメンを二つ揃えたことに「アルゼンチンは凄いチームを二つも作れる、ワオ!」とベタ褒めしていた。なのに、こと日本と対戦するセレソンになるとそうはいかないようだ。マスコミが気付いていないのは、W杯本番への戦いがもう始まっているということ。
コロニアの球場で練習を終え、バスに乗り込んだセレソンは、日本代表のバスが球場に到着するのを見て、全員がバスを降りてジーコに握手を求めに行ったとも報道されている。
ブラジル・サッカーは今では世界を網羅する大きな和で成り立っている。ちなみに今回のコンフェデ杯でも別の国に帰化したブラジル人選手が多く活躍している。
お前らは2軍か?
違ーう!!

投稿者 fhasebe : 09:45 | コメント (6) | トラックバック
2005年06月21日
日本相手に敗退すれば「ハラキリ」
メキシコに完封負けしたあと、次は日本戦。ブラジルのマスコミではメキシコに負けたことはさほど問題とされていないが、もし日本に負けるようなことがあれば「帰ってくるな、そこでハラキリしてこい」といった暗黙の雰囲気が漂う。2連敗は絶対に許されない、引き分けでも勝ち抜けが決まるが、セレソンは必死で日本に勝ちに行く。
これが王者に対するプレッシャーである。メキシコ戦は難しい戦いになるという認識ははじめからあった。メキシコ・サッカーは近年、著しく強くなっており、北中米ではメキシコやアメリカ(現在、ワールド・ユースで非常にいいチームで参戦)がコンスタントに力を発揮できるようになっているのは周知のことだ。(つまるところ、スポーツは経済力と関係するのだ)
試合内容からブラジルは3、4点たたき込んでもおかしくなかった。しかし結果は無得点、評価はゼロ。マーヴェル・コミックスの漫画にちなんで「ファンタスティック・フォー」と名付けられたアドリアーノ、ホビーニョ、カカ、ロアウジーニョの4人。日本戦は巨大なプレッシャーの下、その称号を証明しなければならない。結果いかんでは、二度と4人で組めなくなり、パヘイラ監督の解任もありえる。とにかく、日本に負けた時のメンバーとして一生の汚点をつけられることになる。これがセレソンの厳しさだ。
本音のところ、ブラジルでは誰も日本を相手に敗退するとは考えていない。引き分けで勝ち抜けるため、日本が攻めないといけない立場にある(この認識は重要)ことも理由の一つ。
でも日本はギリシャに勝っているのである-これはすごい快挙である(アジア・チャンプがヨーロッパ・チャンプに勝った日として、それもヨーロッパの地で、日本サッカー史上に残る勝利と考えたい)。いかに王者というのは(ギリシャのような)セコセコなサッカーをしてはいけない、という教訓だ。日本はあなどれない相手である、なんせベンチにはセレソンを知り尽くしたジーコがいる。
しかし、コンフェデ杯でも絶好調のアルゼンチン。相手ゴールに怒濤のごとく迫るあの姿勢はサッカーではなく、まるでラグビーを見ているようだ。なんとしても、アルゼンチンの鼻っ柱をへし折りたい、今スグ!
いずれにしても、「プレッシャーも経験したな」と笑って振り返りたいセレソンだが、はたしてどうなるか。
今週マスコミを騒がせているもうひとつのマッチは水曜日に行われるリベルタドーレス杯準決勝1stLeg、サンパウロFC×リーベル・プレート。このどちらかのチームが年末、日本で行われる世界クラブ選手権に来る可能性が高い。ここにもブラジル×アルゼンチンの構図が。(もうひとつの準決勝はアトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)×シーヴァス(メキシコ!))
ブラジル・サッカー・フリークには緊張の日々が続く、やれやれ。
いま君たちの声援が一番の励みだよ。

投稿者 fhasebe : 08:37 | コメント (6) | トラックバック
2005年06月16日
「合宿所にプレステがない!」コンフェデ杯ハプニング!
ドイツW杯の前哨戦コンフェデ杯開幕。
コンフェデ杯の意義について、参加国は口を揃えて「来年ワールドカップを戦う地にいち早く適応する」、「地元ファンを獲得し、地ならしをする」、「ドイツの各球場を視察し、本番に向けたロジスティックを準備する」と言うが、さっそく王者セレソンが大会の地でダメ出しをした。理由は合宿所にプレステが置いてない。
アドリアーノ、ホビーニョ&フレンズが「プレステが無いよ!こんなドイツの退屈な城で何して遊ぶんだよ!」と文句を言い、パヘイラ監督は「御意、ただちにプレステを2台購入すべし」とスタッフを町中の電気店まで走らせた。
セレソンはドイツ・ケルン郊外ベルギッシュ・グラードバッハという場所にある城を改造した「シュロスベンスベルグ・レルバッハ」という、都会の喧噪から離れた由緒正しいホテルに合宿所を構えた。ここはドイツ代表やレアル・マドリードも遠征に利用しており、セレソンはW杯(当確すれば)での拠点と考えているレバークーセンの町に近いため利用しようと考えている。「前回のケーニグ(ドイツ語で王者)が泊まるとこは城でなければね」これがブラジルサッカー連盟CBFのオジサンたちの発想だ。
長旅からこの地に到着したカナリア軍団は指揮官パヘイラの指示のもと、緑に囲まれた練習場に出て軽い汗を流した。こうして、長い一日を終え部屋に戻ってきた選手たちに驚愕の事態が待っていた。部屋のどこを見回しても、彼等の夜の最大の楽しみごとが欠けていた「プレステがない、サカゲができない!!」。
中世の風格漂う廊下に飛び出した選手たちは顔を合わせながら、「お前は?」、「おれの部屋もない!」と確認し合い、悲観した。「あーもう、あんなに言っておいたのに!」
と、これら会話は創作だが、今週ドイツの大衆紙「Bild」に載った記事はおよそこんな内容だった。ほんのドイツ風の(スクエアな)冗談による歓迎を受けたのだが、これに異常に反応したのがCBF。歴史あるホテル兼合宿所に(たかがプレステごときで)イチャモンを付けたとあっては“ケーニグ”セレソンのイメージがすたる。首脳陣は直ちにプレステ2を2台購入し、問題の早急な解決を計ったのである。
選手達はとうぜん元気回復、アドリアーノは調子にのって「合宿所ってのは本当につまらない、プレステも良いけど、本当は町に繰り出して遊びたいんだ」とドンドン要求をエスカレートさせる始末だ。アドリアーノに関しては先日のイタリア杯決勝戦第1試合の凄い2発を祝う権利があるとフッチブログは思う。
昼はポジション争い、夜はコントラーラーの奪い合いっこ。こうしてチーム内の競争力が培われていくのかもしれない。イヤ、そうでないかもしれない。ちなみに、どのサカゲーが人気なのかは知らされていないが、海外ではウィイレよりもFIFAワールド・カップが人気がある。ウィイレは以前ロベカルが得意げにやっていたのを見たことがある。
セレソンはすでに今日の初戦に向けて、ケルンを出てライプチ入りしている。
「プレステ完備」まずは思わぬロジスティック要素の必要性が確認されたものだ。マジカヨ!とまあ、今回はお気楽なエントリーでした。
俺は気に入ったぜ!

投稿者 fhasebe : 19:04 | コメント (16) | トラックバック
2005年06月12日
ジーコがブラジルのマスコミに明かした本音
「ジーコがW杯に出るんだって?」ブラジル中がこのニュースに立ち止まった。ブラジル対アルゼンチン戦の余波を引きずるブラジルのマスコミで、先週、一番喜ばしいニュースは最初にドイツ・ワールドカップへの切符を手にしたブラジル人、日本代表監督のジーコについてだった。
ジーコとワールドカップとの関係は、単なる結果論でしかないが、これまで悲運な思い出で綴られてきた。本日のJornal do Brasil紙に掲載された記事には、ジーコが出場したワールドカップの悲運な出来事に、78年のアルゼンチン大会でアルゼンチンによるペルー代表の買収疑惑(根拠あるものではない)でセレソンは無敗の敗退、82年「サヒアの悲劇」とブラジルで呼ばれるあのイタリア戦、86年のフランス戦で外したPK。そして98年、テクニカル・ディレクター(現在ザガロが務めるポスト)として参加したフランス大会ではロナウドが決勝前夜に謎の発作を起こし、タイトルを逃す。
日本のサッカーファン、またはジーコ・ファンの人々には腑に落ちない評価かもしれないが、近年ブラジル・サッカーの悲劇(といっても、すべてタイトル絡みだが)にジーコの存在がある。それはサッカー人「Zico」の評価を下げるものではなく、どれもサッカーの奥深さを教えてくれるエピゾードとして、また今のジーコという人間の在り方のヒントにもなる。
日本代表を予選突破させて後、ブラジル各紙のインタビューに応えたジーコは概ね次のようなことを行っている:
Q-日本代表を率いてもう一度、W杯に参加できる気持ちは?
ジーコ-日本サッカーに多くの貢献をしてきた、監督としてW杯に戻るとは思っていなかったが、日本国民の応援を背にしてW杯を戦うことは、また一つのこの国への貢献の形だと思っている。
Q-無観客試合で予選突破を決めたことについては?
ジーコ-北朝鮮が平壌で不祥事を起こしたからって、なぜ日本のサポーターがW杯出場のかかった大事な試合を観戦できないのか?サポーターがいないと選手の集中力は明らかに下がる、つまりなぜ日本代表が被害を被らないといけないのか、FIFAは北朝鮮をもっと厳重に罰せよ。
Q-ドイツでの日本代表の可能性は?
ジーコ-今の代表レベルで突出しているチームがあるとすれば、ブラジルとアルゼンチンぐらい。だから日本代表だって入賞の可能性がある。あと一年の準備期間でチームはさらに良くなるよ。
Q-アジア予選を突破するのは安易だったか?
ジーコ-形式としては一次リーグの方が、二次リーグよりも難しかった。一次リーグは1チームしか生き残れない、日本はグループで実力が一番あるチームだったが、ミスが許されない状況で戦うのは難しい。その点、二次リーグではイランも研究したが、バーレーンと北朝鮮を徹底的に研究した、なぜなら2位でもW杯に行けるから。
Q-日本代表にはクラッキは?
ジーコ-日本にはナカムラがいる(一番に)、あとナカタ、それにオガサワラというボーイも良いね。
Q-日本サッカーのレベルは?
ジーコ-選手は技術的には世界レベルにいる。問題は、海外で戦える国内クラブがいない。国内リーグはもっと競争力を上げないといけない。
Q-ブラジルにいたときは監督はやらないと言っていたが、日本代表監督のオファーを受けたのはいつ?
ジーコ-02年W杯開催の直前に、大会後の就任オファーがあった。だから、あの大会では次に代表監督を引き継ぐことがわかってて、観戦したよ。それまで私は現場に関するすべての職務を経験した。テレビのコメンテーターもした。残すは監督だけだったんだ、だから引き受けた。
Q-日本代表の監督として感じた最大のプレッシャーは?
ジーコ-日本人側からではなく、ヨーロッパのマスコミが私に執拗にプレッシャーを与えている。アジア予選ではたった1試合負けただけなのに、辞職騒動を煽った。彼等はヨーロッパ人の監督を日本代表に就任させたいのだ。
Q-コンフェデ杯でブラジルと対戦するが、気持ちは?
ジーコ-ブラジルの国歌が流れるとき、どうしていいか分からなくなると思うよ。70年W杯でペルー代表を率いてセレソンと対戦したジジの心境だね。もちろん日本代表は勝ちに行くよ。
Q-ブラジル×アルゼンチンは観たか?
ジーコ-もちろん、いい試合だったよ。後半のセレソンの反撃を称賛したい。3-0をひっくり返すことだってできた。
Q-ロナウジーニョは世界一の選手か?
ジーコ-才能でいえば間違いなくそうだ。ときおり試合から消えてしまうけどね、3回ボールに触ると2回は決定的な仕事をする。
Q-ワールドカップの後はどうする?フラメンゴに戻ってくる日はないのか?
ジーコ-そんな先のこと誰も知らないよ。フラメンゴはいつまでも私の心のチームだ、それは間違いない。
なんとも、すがすがしいジーコの心境である。ジーコは時折すごく頑固だが、彼には一貫性が無い、とは誰にも言えない(フッチブログ的には大久保をFWに起用してみてほしいのだが)。とにかくジーコは絶対議論から逃げない。日本サッカーを懸命に思う姿勢、自分の過去をかえりみる勇気。ジーコの言うとおり、ロナウジーニョには(ジーコのように)90分間チームを率いるスピリットがまだ無い。現役時代のジーコのことを知りたければ、35歳以上のブラジル人に聞くといい。
最後にジーコを永遠に絶賛するカラザンス氏の名言:
「ジーコはワールドカップが一つもないだって?それはワールドカップにとって残念なことだね」。

投稿者 fhasebe : 21:08 | コメント (14) | トラックバック
2005年06月09日
モヌメンタルで沈没
6月8日、アルゼンチン・ブエノスアイレス市モヌメンタル・スタジアム、アルゼンチン3×ブラジル1。セレソン、撃沈。試合は開始早々からアルゼンチンの猛攻が実を結び、クレスポが2ゴール、リケルメが1ゴールを決め、前半を3-0で折り返す。後半、セレソンはなんとか立て直し、ロベカルが1点を返すが、反撃およばず敗北してしまった。アルゼンチンはこれで南米からW杯一番乗り。
とにかく前半20分までのアルゼンチンは凄かった。中盤から超ハードなマーキングでブラジルの選手たちに仕事をさせない。ボールを奪うや、見事なパスワークでセレソンのDFラインのスペースになだれ込むように入ってくる。「気迫のランで攻守ともに数的有利を作る」、これがアルゼンチン・サッカーの神髄であるが、この試合に関して言えばソリンという選手がそれを具現化していた。
前半のブラジルはどうだったか、厳しいマーキングに遭い、中盤でまったくパスが通らない。とくにロナウジーニョとホビーニョの二人はまったく試合から消えてしまった。カカだけがロング・ランでボールを運ぼうとするが、前線であずける相手がいない。ボールを奪われるとアルゼンチンの猛攻に晒されるという、悪循環になり、選手たちはパニック状態に陥っていた。観ている方も正直なところパニックった。
後半になると、さすがのアルゼンチンもハイ・ペースがたたって動きが落ち、ブラジル選手にスペースを与えはじめる、こうしてセレソンは徐々に試合を支配していったものの、3点差をひっくり返すにはいたらない。後半39分、アドリアーノの“力みシュート”がバーに嫌われていなければ、3-2が妥当な結果だったろう。もちろん、セレソンは後半に引き分け、または逆転することだってできた。
とにかく、アルゼンチン側は大満足、ブラジル側はパラグアイ戦から続いた夢見心地から叩き起こされた形だ。南米予選に関していえば、セレソンは次節のチリ戦(9月)に勝利すれば予選突破が決まるため、この敗北事態は大した問題ではない。
試合を冷静に振り返ってみれば、素晴らしい技術が凝縮した試合だった。アルゼンチン代表の気迫は世界中のチームが見習うべきスピリットだといえる。
一方、セレソンはモヌメンタルで何をしたかったのだろうか、パヘイラ監督は、ロナウジーニョは、ホビーニョは。パヘイラ監督はパラグアイ戦と同じ攻撃的な布陣を組んだが、今回ばかりは戦術に明らかな落ち度があったと思う。それはやはり、ボランチが一人足りないため、ロナウジーニョとカカが下がりすぎて前線にからめない、後半になってホビーニョをヘナトに代え、ゼ・ホベルトが上るようになると、やっと中盤底が修正でき、試合の主導権を奪い返した。ロナウジーニョは世界最高プレーヤーの称号を証明したかったのだろうが、前半すべてのパスをミスした、すべてだ。ホビーニョの最初のクラシコは、何もさせてもらえないという、ほろ苦い思い出となった。
セレソンは横綱サッカー、つまり相手に関係なく自分らのスタイルを通せると考えていたかもしれない、ただアウェーのアルゼンチン代表だけは気をつけないと、とくに前半はミスを抑え、耐えるサッカーをする必要があった。アルゼンチンは完全にブラジルに特化した戦術で挑んでいたのに。ただ戦術が均衡した後半からは、ブラジルは明らかに人材で勝っていた。何はともあれ、セレソンには大きな課題が出来た。
今月後半に両チームはドイツ・コンフェデ杯に出場し、そこでまた相見えるかもしれない。そのときは、この借りを返そうじゃないか。
W杯まで、この屈辱を忘れるべからず!!

投稿者 fhasebe : 23:20 | コメント (2) | トラックバック
2005年06月06日
ベレーザ!セレソン
これまでで最高の試合。強敵パラグアイに4対1で勝利した昨日の南米予選の試合は、パヘイラの監督下、はじめて超攻撃的に選手達がのびのびとプレーした。とくに試合開始早々から攻撃陣が積極的にアタックを仕掛けたことに観戦者は例外なく喜んだ。「ペンタカンペアオン(V5)であるブラジル・サッカーにふさわしい試合」と各紙メディアから褒め称えられた、文句なしの勝利だった。
こんなにファンタジックなセレソンを見るのは本当に久しぶりのこと、圧倒的にボールを支配し、パラグアイを自陣のさらに半分までに(グランドの4分の1)縮めこめてしまい、グイグイとワンツーパスを通し、シュートの嵐をあびせた。
なんといってもホビーニョの存在がチームにヴァイブレーションを与えた。よく日本の知り合いに「ホビーニョって、何がいいの?」と聞かれるのだが、この試合ではっきりとしたのは、ホビーニョはサッカーの「楽しさ」をチームに注入する。一つのプレーで観客を総立ちにさせ、試合に火をつけることができる。そんな選手は世界にあと一人しかいない、それはホビーニョとワンツーを繰り返していたロナウジーニョだ。
そんな二人の日陰に甘んじることなく、カカが相手ディフェンダーを切り裂き、アドリーノが3人を引きずってシュートを放ち、ゼ・ホベルトが美しすぎるフェイントでボールをキープし、ロベカルが左サイドを駆け上がる。後半の終わり疲れたホビーニョに変わって、ヒカルド・オリヴェイラも二つばかし決定的なチャンスを演出する。「こんなことやるなら、俺も休暇を返上したい!」とロナウドは言ってるかもしれない。
フォーメーション好きな人には、この試合のブラジルのフォーメーションは2-3-5だったといえる(バルサと同じ)。
ロベカル ロナウジーニョ
ホッキ・ジューニオル ゼ・ホベルト
ジーダ エメルソン アドリアーノ
ルシオ カカ
ベレッチ ホビーニョ
といった感じ。まったく目立たなかったが、エメルソンの存在がこのフォーメーションに安定感を与えている、と私は思う。
もちろん反省点が無いわけではない。あまりにも攻撃的なのでCB二人とパラグアイのツートップが1対1になる場面が多く(これもバルサと同じ)。ルシオはイエローカード2枚(つまり退場)、ホッキ・ジューニオルも1枚、ベレッチも1枚もらってしまった。大きな攻撃性はディフェンスにシワ寄せが及ぶ。このフォーメーションは今回のようにホームで相手が9人で守ってくる時のための「こじ開け作戦」で、前々からパヘイラ監督がやろうとしていことだと思う。ここになってホビーニョという適任者が台頭してきたため、やっと成功に終わった。もちろん次節(二日後、6月8日)アウェーのアルゼンチン戦ではこれはできないはず(ジウベルト・シウバが入りそうな気がする)。
いよいよアルゼンチン戦に向けて火がついた。セレソンはすでにブエノス・アイレス入りしており、両国はまさに「臨戦状態」。アウェーのエクアドル戦に2-0と敗北し「ブラジル戦に向けて選手を温存した余裕作戦」が裏目にでたアルゼンチンはホーム、エスタジオ・モヌメンタルで絶対負けることは許されない。もしブラジルが勝てばアルゼンチン国民の前でW杯一番乗りを祝うのである、それは彼等にとって、ただじゃすまされない屈辱である。
今日の「ア・ボラ」サイトに元代表選手のシメオニのインタビューが載っていた。「ブラジル戦はどのアルゼンチン選手にとっても、生涯の思い出となる20の試合のうちの一つに必ず入る。互いの誇りをかけた闘い、一銭も貰わなくても絶対に参加したい試合」。ありがとうシメオニ。
ありがとうロナウジーニョ、ホビーニョ。

投稿者 fhasebe : 22:00 | コメント (0) | トラックバック
2005年06月04日
南米予選、パラグアイ戦予想スタメン&トピックス
6月5日(現地時間)ブラジル最南部リオ・グランデ・ド・スウ州ポルト・アレグレ市ベイラ・ヒオ球場(Estadio Beira Rio、我がインテルナショナウのホーム・スタジアム)で行われる南米予選第14節(全18節)、対パラグアイ戦のスタメンがほぼ決定。
というのも、セレソンは招集騒動の煽りも受けて、試合に向けて、たった一度の紅白戦しかできなかった。現地マスコミによると紅白戦のレギュラー・スタメンは:GK:ジーダ、右SB:ベレッチ(カフーはカード累積で出場停止)、CB:ホッキ・ジューニオル、ルシオ、左SB:ロベルト・カルロス、ボランチ:エメルソン(怪我で微妙)、ゼ・ホベルト、MF:カカ、ロナウジーニョ・ガウショ、FW:ホビーニョ、アドリアーノとなっている。
今回の注目はやはり、天才児ホビーニョのスタメン・デビューで、彼とアドリアーノのコンビがどう機能するか見モノ。アドリアーノはロナウド不在を機に爆発してほしい。次にCBはルシオがフアンの座を奪い返した形だが、今回はルシオの出身クラブ、インテルナショナウのホーム・スタジアムということもあって地の利が味方した。あとはベレッチが最初にまずカフーの代役を務められるかどうかを証明する。
ワールド・カップ南米予選は総当たり方式で、18節終了時点でトップ4がドイツへの切符を手にする。現在の順位表は以下のとおり(現地メディア):
1 アルゼンチン 28点
2 ブラジル 24点
3 エクアドル 20点
4 パラグアイ 19点
5 ウルグアイ 16点
6 ベネズエラ 14点
7 コロンビア 14点
8 ペルー 14点
9 チリ 14点
10 ボリビア 13点
W杯当確の計算は、5位チーム(現在ウルグァイ)とのポイント差が、残りの獲得可能ポイント数(現在15ポイント)を上回ればいいのだが、今節でアルゼンチン(28点)が勝ちウルグァイ(16点)が引き分ければ、4節を残して5位に14ポイント差が開くため、アルゼンチンがまず第一番の当確チームになる(チッ!)。アルゼンチンは高地キトでは、いまだ無敗のエクアドル(20点)と対戦する。
2位ブラジル(24点)は今節ぜひパラグアイ(19点)に勝って5位チームとの差を8~11ポイント差に広めたい。パヘイラ監督の皮算用では、この試合を含め、残すホーム3試合ですべて勝利すればW杯に行ける(最終勝ち点33)といっている。もちろん心情としては最終節を待たずに当確を決めたいものだ。
すべてのチームにまだ可能性が残っているから、油断ならない(5位はオセアニア・チームとプレー・オフ)、できれば、ブラジルのラスト3節の対戦相手チリ、ベネズエラ、ボリビアらに、対戦前に予選敗退していてほしい(セコい!)。
チームの雰囲気は良好といいたいが、相変わらず「お祭り系」。パラグアイ戦よりも、ロナウドの休暇騒動、アドリアーノのチェルシー移籍の噂、ホビーニョのレアル移籍の噂、リベルタドーレス杯の2nd Leg(サントスとサンパウロFCの選手)との兼ね合いなどで、盛り上がっちゃっている。
最近、ブラジルに対してめっぽう勝負強いパラグアイ(アテネ・オリンピック予選では苦渋を舐めさせられた)に負けるなどとは誰も考えていない。パラグアイにはオリンピック銀メダリストのガマラやカロドーソ、ほかにもサンタ・クルス、アルセなど渋い選手が揃っている。パラグアイに勝てないと、次節アウェーのアルゼンチン戦のプレッシャーが半端じゃなくなるうえ、ことの成り行きによっては、アルゼンチンがブラジルに対して予選突破を決めるという、モラル上許されがたいシナリオが高まる(それだけはイヤ!)。
ちなみに、最初の招集メンバーからの変更は:
CB:ルイゾン(ベンフィカ)→アンデルソン(コリンチャンス)
MF:アレックス(フェネルバチェ)→ヘナト(セビーリャ)+エドゥ(バレンシア)、いつの間にかボランチを増やしちゃってる。
FW:ロナウド(レアル)→グラフィッチ(サンパウロFC)→ジュリオ・バチスタ(セビーリャ)
であり、ロナウド以外はすべて怪我でリタイヤ。
最後にガリーニョ・ジ・キンチーノ(またはジーコ)率いる日本代表の勝利に祝福!
たのんまっせ!ドリームチーム!!
