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2005年05月31日

ロナウドは休暇

「ロナウドは今プライベートで多くの問題を抱えていて、休暇が必要。彼には一刻も早くモチベーションを取り戻してほしい」。月曜日、パヘイラ監督はリオに戻ってきたロナウドと電話で話し、彼を南米予選2試合とコンフェデ杯の試合から外した。ロナウドはこれで一月以上の休暇期間に入れる。

ロナウドの代わりに、南米予選はグラフィッチ(サンパウロFC)、コンフェデ杯はジュリオ・バチスタ(セビリア)の二人が再招集された。ここ一週間、ブラジルとヨーロッパのマスコミを賑わしたロナウドの休暇騒動はこれで落ち着いたが、今度は他の選手の処遇にシワ寄せがいく。

セレソンの集合は5月31日(火)だが、リベルタドーレス杯ベスト8フェーズ1st Legの試合を6月1日に控えているサンパウロ(シシーニョとグラフィッチ)とサントスの選手(ホビーニョとヒカルジーニョ)の合流は6月2日に延期された(とはいえ、2nd Legは6/15日でコンフェデ杯とバッティング、アルゼンチンも同様の問題を抱えており、現在南米サッカー連盟がリベルタドーレス杯のスケジュールの変更を検討中)。

ヒカルド・オリヴェイラも6月12日のスペイン国王杯の後からセレソンに合流することが決まり、つまり南米予選に出場しない。残す決断はイタリア杯決勝に参加したいインテルのアドリアーノだけとなった。(バルセロナのロナウジーニョねだりは論外)

今回ロナウドが主張した個人的な問題は、破局した結婚生活、なかでも4月に流産で失った子供のことについて気持ちを整理したいとパヘイラ監督に話したという(確かに、ちょうどロナウドの絶不調時と重なる)。それなら全ての試合に出なくてもいいよ、とパヘイラは配慮してやったのだ。誰でもそうするだろう、ここで無理に招集するようだったらパヘイラは鬼だ。更にロナウドは「自分はセレソンで全ての大会に出場してきた経験がある。何が何でもW杯を体験したい新人じゃないんだから、今さらコンフェデ杯に行かなくても大丈夫だよ」と余裕のコメントを残し、これにはブラジルのマスコミ陣もウンウンと頷くばかり。

そもそも、この件についてブラジルのマスコミはブラジル・サッカー連盟(CBF)の強行姿勢にはじめから懐疑的だった。先週の会見で、セレソンのスーパイバイザー、アメリコ・ファリア氏が「コンフェデ杯に出ない選手はW杯からも遠ざかる」と厳しく発言したが、国内のマスコミはこぞって大爆笑した。オ・グローボ紙のカラザンス氏は「じゃあなに?来年ロナウドが絶好調でゴールを量産していたとしてもW杯に呼ばないってのか?お前こそ何考えてんだ?」といった感じで、JB紙のトスタン氏は「私が選手のころ考えていたのはゴールをすること、試合に勝ってタイトルを獲ること、そして休暇が早くこないかな、と考えること。選手が休暇を主張して何が悪い、CBFはいつから選手を脅迫するようになったんだ?」と辛口で、全員がロナウドの味方。

いずれにしても、南米サッカー連盟とヨーロッパサッカー連盟とのカレンダーの食い違いが大きすぎて(もとは北半球と南半球の季節の逆転が原因なのだが)、ワールド・サッカーの大きな障害となってしまっている。みんな言ってることなんだけど。ロナウドに関しては休暇を与えるのが一番いいに決まっている。おかげでチャンスをもらったグラフィッチとバチスタに期待する!

じゃあ行ってきまーす、ボクを探さないで

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投稿者 fhasebe : 09:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月27日

Milan Traumatico

トルコで行われたCLの決勝戦は、サッカーの祝典どころか、一言でいうとトラウマティック、後遺症的な内容だった。ミラン×リバプールの試合の結果については世界中が見守ったはずだが、あのような大舞台でああいう負け方を見たのははじめて。

本来ならリバプールの不屈の闘志を称えるべきだろうが、勝者のメリットよりも敗者のふがいなさに目がいってしまう。3点差を同点にされた後でも俄然ミランの方が上だった、でもなぜか仕留められない、覇気が伝わってこない。

試合後アンチェロッティ監督やマルディーニは「悪夢の6分」とか言ってたけど、それは負け口実。問題は同点になってからのリアクションの無さだった。ミランの選手たちは、ぼーっと遠くをみつめるようで、目の前の相手に焦点が合わない。同点した後のリバプールははっきり言って死に体、なのに、まるで昨年のデポルティーボ戦のトラウマを思い出しているようなミランの選手達。まるでパンチ・ドランカーのように。

ブラジル人選手について言えば、とくにカカのプレーの落差が大きかった。後半に疲れたのはわかるが、彼はもっと成長しなければならない。苦しい状況のチームを牽引できない(たとえ結果が伴わなくても)、このことが若い彼がサンパウロFCを去った大きな原因だった。本人はわかっているはず。

しかしこのダメージは大きい。はっきりいって、私が熱狂的なミラニスタだったら、5階から飛び降りていた。もしミランじゃなくて、このことがW杯の決勝でセレソンに起こったら、たぶん…マズイな、考えない方が良い。

リバプールの町の酒蔵はすべて飲み干されたそうな。

「あの敗北がバネになった」と言える日がくればいいが

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投稿者 fhasebe : 01:05 | コメント (2) | トラックバック

2005年05月25日

セレソン招集とフォワードたち

先週5月19日、パヘイラ監督は6月の南米予選2連戦とドイツ・コンデフェレーションズ・カップに向けてセレソンを招集した。メンバーは以下のとおりで、いよいよワールド・カップ本戦(行けば)を見据えたグループが呼ばれたといえる。

招集メンバー:

GK:ジーダ(ミラン)、マルコス(パルメイラス)、ゴメス(PSV、コンフェデ杯のみ)
CB:フアン、ホッキ・ジューニオル(バイエルン・レバークーセン)、ルシオ(バイエルン・ミュンヘン)、ルイザオン(ベンフィカ)
右SB:カフー(ミラン、南米予選のみ)、ベレッチ(バルセロナ)、シシーニョ(サンパウロ、コンフェデ杯のみ)
左SB:ロベルト・カルロス(南米予選のみ)、ジルベルト(ヘルタ・ベルリン)、レオ(サントス、コンフェデ杯のみ)
ボランチ:エメルソン(ユベントス)、ジウベルト・シウバ(アーセナル)
MF:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(リヨン)、ゼ・ホベルト(バイエルン・ミュンヘン)、カカ(ミラン)、ロナウジーニョ(バルセロナ)、ヒカルジーニョ(サントス、南米予選のみ)、アレックス(フェネルバチェ、コンフェデ杯のみ)
FW:ロナウド(レアル・マドリード)、ヒカルド・オリヴェイラ(ベティス)、ホビーニョ(サントス)、アドリアーノ(インテル)

今回はジウベルト・シウバとエメルソンの本職ボランチを二人だけ呼び、ヘナト(セビーリャ)、クレベルソン(マンU)、マグラオン(パルメイラス)を外した。これは、前回のウルグァイ戦同様、2MF(カカ+ロナウジーニョ)、2ボランチ(エメルソン+ゼ・ホベルト)にする可能性が高い。

サイドバックは予選の後カフーとロベカルを休ませ、コンフェデ杯ではこの二人の補欠候補を本格的に試すようだ。シシーニョが絶好調でマイコン(モナコ)が外れたのは残念。実験が嬉しい結果に終われがいいが。アレックスとヒカルジーニョは中盤の最後の枠を争っている。セビーリャのバチスタがいないのが寂しい。フォワードはこの4人でほぼ決まりだが、ブラジル国内では「グラフィッチを試せ」の声が強まっている。

セレソンの日程は次のとおりで、ここ一月は南米予選の突破がかかった重要な2試合とW杯開催地で行える絶好の試運転といえるコンフェデ杯を戦う。

5月31日 選手合流
6月5日 南米予選ホーム、対パラグアイ戦
6月8日 南米予選アウェー、対アルゼンチン戦
6月15日~6月29日 ドイツ、コンフェデ杯

だが、何事も簡単にはいかないのが代表レベルの招集。今回は海外と国内クラブ両側から大ブーイングが生じている。たとえば攻撃の5人、ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、ヒカルド・オリヴェイラ、ホビーニョは全員スケジュールの問題を抱えている。

ロナウドはリーガ終了後からプレ・シーズンまでの一月を休みたいとパヘイラ監督に直訴し、コンデフェデ杯に出たくない意志をほのめかした。

ロナウジーニョはセレソンでやる気満々だが、バルサ側が日本ツアーに連れて行けなくてラポルタ会長は激怒している。噂によるとロナウジーニョが日本に来なければ、契約額が4千万円ほど減るらしい(ベレッチも同じくセレソン、エトォもカメルーン代表で来日しない)。

アドリアーノはイタリア・カップの決勝戦(6月12日、15日)とコンフェデ杯の日程がかぶってしまい、本人は(セレソンでベンチ・ウォーミングするよりも)インテルでタイトル獲得に貢献したい意向をマスコミに述べ、クラブもCBF(ブラジル・サッカー連盟)に正式にアドリアーノの招集免除を要請した。

ヒカルド・オリヴェイラは6月12日、アルゼンチン戦後のドイツ現地入りの期間にスペイン国王杯の決勝戦を控えているため、パヘイラ監督と日程を交渉中。

ホビーニョも一月ほどセレソンに帯同するため、現在進行中のブラジル選手権(サントスは現在首位)とリベルタドーレス杯決勝ステージの両方に出れない。サントスのフロントはCBFと交渉中だが、はたしてどうだか。サントスはレオとヒカルジーニョも招集されている。

サントスだけでなく、サンパウロ(シシーニョ)とパルメイラス(マルコス)もブラジル選手権とリベルタドーレス杯に参加している(ただし、現在この2チームがベスト16で当たっており、今週どちらかが敗退する)。とくにサンパウロはセレソンとU20代表(世界ユース)合わせて主力選手5人が招集されており、すでにスタメンがズタズタになっている。

南米ではそれぞれの大会が中盤に差し掛かるころで、今回の招集はシーズンオフのヨーロッパクラブよりもブラジル国内のクラブの方が、選手数は少ないが、不条理を強いられている。これでわかるとおり、コンフェデ杯や世界ユースはヨーロッパクラブのカレンダーを優先している。

パヘイラ監督はいまのところ特定の選手を免除しないと繰り返し公言している。「これまで何度もクラブ側の意向を聞いてきたが、来年にW杯をむかえた今、セレソンの権利を優先させてもらう。コンフェデ杯は2年前から決まっているFIFAの正式大会。各国の協会はそれを踏まえてカレンダーを組むべきだった」と強く語っている。ある選手に例外を与えれば他の選手が一斉に主張しはじめる危険性が今回は高すぎて、どうなるか分からない。

しかしまあ、セレソンの試合を組むのに、こんな難儀な時代がやってくるとは。パヘイラもお手上げ!

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2005年05月19日

UEFA杯決勝、ブラジル人同士クラッシュ!

試合は観ていない、でも嬉しくて投稿せずにはいられないニュース。今朝(現地5月18日夜)、ポルトガル・リスボンのジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアムで行われたUEFAカップ決勝戦スポルティング・リスボン×CSKAモスクワは、アウェーのCSKAが3×1で勝利しカップを手にした。この試合に登録されたブラジル人プレイヤーは両チーム合わせて6人、うち5人がピッチに立ち決定的な仕事をした。

スポルティング側には現在のスーペルリーガ(ポルトガルリーグ)得点王のFWリエジソン(元フラメンゴ、元コリンチャンス)、右SBホジェリオ(元パルメイラス、コリンチャンス)、MFファビオ・ホッシェンバック(元インテルナショナル、バルセロナからレンタル中)、そしてベンチには02年W杯のセレソン・メンバー、CBアンデルソン・ポルガ(元グレミオ)の4人のブラジル人。

CSKAモスクワ側にはFWヴァグネル・ラブ(元パルメイラス)とMFダニエル・カルヴァーリョ(元インテルナショナル)の超攻撃的なブラジル人二人。

試合は地元で決勝を戦えるという千載一遇の条件にあったスポルティングがホジェリオのゴールで先制し前半終了、しかしCSKAは後半ダニエル・カルヴァーリョの3アシストで試合を逆転。3点目の得点者はヴァグネル・ラヴ。ダニエル・カルヴァーリョは試合MVPに選ばれた。22歳のダニエル(本当はダニエウ・カルヴァーリョ)については知る人ぞ知る、03年ワールド・ユース(U20)優勝メンバーの立役者でホビーニョやジエゴ同様、飛び級で昨年のU23オリンピック代表(本戦不出場だが)入りしたブラジルの至宝である。昨年ロシアに移籍したときは「何て所に行くんだよ、映像が観れないじゃないか」と嘆いたものだ。ヴァグネル・ラブも昨年セレソンでコパ・アメリカを優勝後、同じようにかの寒い国に移籍していった。

インテルナショナルのファンはダニエル、パルメイラス・ファンはラヴ、コリンチャンス・ファンはリエジソンを応援した試合だった。これでCSKAは初めてヨーロッパ・クラブタイトルを手にしたロシアン・チームとなった。クラブのメイン・スポンサーは富豪アブラモビッチ。チェルシー、チェルシーと騒いでいるうちにCSKAの方が先に大陸タイトルを獲得してしまった。

ロシア・リーグはまだ前半のようだが、今後ダニエルとヴァグネル・ラヴの将来が楽しみになってきた。どこかラテン・ヨーロッパのビッグ・クラブに移籍してほしい(ホビーニョやテベスの交換要員に使われそうで不安でもあるが)。

母国インテルナショナルで同じ釜のメシを食ったダニエルとホッシェンバックの雄姿

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2005年05月14日

コリンチャンスの憂鬱

ここ日本でもコリンチャンスの動向に注目が集まってきている。いま読売新聞のサイトには「南米版アブラモビッチ!?金満経営者参入に南米ブーイング」(もとは、フランス・レキップ紙の記事の翻訳)という記事が掲載されていて、SCコリンチャンスのサッカー部門の運営権を“買い取った”33歳のイラン人キア・ジョオラビキアン(この名字が難しい)にスポットを当てている。

半年前、華々しくブラジルのマスコミの前に登場したキアだが、95年の歴史を持ちブラジルでサポーター数2番目(推定3千万人!!1番はフラメンゴ)のサッカー・チームの指揮がこれ程大変な仕事だとは予想していなかっただろう。05年が明けてから、チームはサンパウロ州選手権で2位(優勝はサンパウロ、ホビーニョ要するサントスは3位)とさい先よいスタートを切ったものの、コパ・ド・ブラジル(日本でいうところのナビスコ・カップ、優勝者はリベルタドーレス杯の出場権を得る)でフィゲイレンセに敗退。ブラジル選手権では3節が過ぎまだ1勝もできず、対サンパウロ戦では1対5と大敗した。この結果、パサレラ監督のクビが転がった。

大会前ではブラジル一のスター軍団ともてはやされ、アルゼンチンからブラジルサッカー史上最高移籍額2千万でテベスを獲得し、ほかにもポルトのカルロス・アルベルト(昨年末トヨタ・カップに出場)、ベンフィカのホージェルなど有名選手で補強したまでは良かった。チームのツートップには年俸100万ドルほどのテベスと年俸15万ドルほどのジルといった差が生じたものの、テベスというアルゼンチンの貧困層から出てきたハングリー・ボーイにコリンチャンスのサポーターも親近感を感じているのは事実だ。

チームの最大の問題は指揮官にあった。昨年末、ルシェンブルゴ監督の獲得に失敗し、クビにするもりだったチテ監督をやむえなく留任するが、チテは新しいボスであるキアが明らかに気にくわない。キアはテベス中心の戦術を要請し、監督の権限を飛び越えて各選手の役割について采配を振るう。サンパウロ州選手権の途中でチテは解任されアルゼンチン人監督ダニエル・パサレラに代わる。パサレラでさらにアルゼンチン偏中となったコリンチャンスだが、州選手権では2位に終わることができ、全国規模のコパ・ド・ブラジルそしてブラジル選手権に期待が集まった。

しかし結果は、来季リベルタドーレス杯の近道であるコパ・ド・ブラジルで早々と敗退、上記のブラジル選手権サンパウロ戦では、あまりにも簡単に点が取れるためサンパウロFCの選手たちがコリンチャンス・サポーターの暴動を恐れ、試合の途中でボール廻しに徹したとインタビューしている。ほんの2試合の結果で、コリチャンスは地獄にたたき落とされたのである。

パサレラ解任に伴って、日本でも報道されたとおりヴィッセル神戸の監督に就任したばかりのレオン監督(彼こそが現在のサントスとサンパウロFCのベースを築いた)、ポルトガル代表監督のエスコラーリ監督(フェリパォン)などに打診したが、いずれも断られている。結局、キアは現役のブラジル人名監督全員にオファーを出し、すべて断られた(セレソンのパヘイラにも昨年打診しており、やんわりルシェンブルゴを薦められた)。

チーム運営知識は皆無、なのに巨万の金を手に鳴り物入りでブラジル・サッカーの名門クラブに現われた素性の知れないイラン人と誰が仕事をするのか。ちなみにパサレラの契約解除で発生する違約金は140万ドルほどで、彼なりに安全策をとっていたことが伺える。現時点ではユースのビテンクール監督が暫定で指揮をとり、後任の名前は決まっていない。

キアとコリンチャンスの契約期間は10年間だと公表されているが、そんなに長くは続かない気がする。マスコミによるとキアはチーム戦術に口出しするほか、お気に入りの選手だけを夜遊びに招いたり、選手の前で監督を怒鳴りつけたり、嫌いな選手を解雇したり、練習場にしゃしゃり出て自らのサインをファンに配ったりと、ワンマンショーを繰り広げているらしい。同じサンパウロ州のサントスやサンパウロ、さらにパルメイラスといったチームではこんなことはあり得ない。これらクラブではサポーターの不満が頂点に達した時期がそれこそ10年以上続いた時期があったから。

話題の中心の座だけはがっちりキープしているキアくん。

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投稿者 fhasebe : 23:34 | コメント (2) | トラックバック

2005年05月07日

どこへいったブラジル選手権?

しばらく仕事が忙しくてブログを更新できないでいたが、いつの間にかブラジルでは各州選手権が終了し、ブラジル代表は〔自家製〕チームでロマーリオの送別試合を行い、そしていよいよ待ちに待ったブラジル選手権が開始した。と、思ったのもつかの間、j-sportsさんは1試合も放送してくれない。

地球の反対側では2節目が終了しているというのに。とうとうしびを切らして今週j-sports(http://www.jsports.co.jp/)のカスタマー・サービスに電話したところ「放映権が獲得できず、今季の放送はない。ブラジルのチームに関してはリベルタドーレス杯で観れますよ」と柔らかく、さとすように言われ、「ハイ、わかりました」とあっけなく引き下がってしまった。放送しないなら、サイト上に情報をちゃんと載せなさい、と言うつもりだったのにな。さらに電話担当者が言うには、どこかのケーブル・チャンネルが放映権を獲得したという情報はないらしく、遅まきながら現時点では今季のブラジル選手権は日本語で見れないことが判明した。これまで実況を務めてきた倉敷さんもチャンピオンズ・リーグやブンデスリーガに行ってしまっている。

j-sports局の担当者の流暢な対応ぶりから推察して、結構な数の問い合わせがあったのかもしれない(そう思いたい)。これまでブラジル選手権を観てきた人はご存じかも知れないが、ブラジルではTVグローボという最大手民放局がブラジル選手権の放映権を独占しており、協会を通さず、直接各チームに放映権料を払うという世界のどこにも無い超支配的なシステム(この話はいずれ書くつもり)が成り立っている。これまでj-sportsはこのTVグローボのアメリカ向けの試合プログラムを放映していたようだ。どうしてもブラジル選手権を観たければ、スカパーのブラジル専用新チャンネルIPC-Globo Internationalで週2、3試合は観れるが、解説は日本語でなく、ほかのブラジルの番組(ドラマやバラエティー)も含まれたセット料金を支払わなければならない。

ほかにもブラジル現地のコンテンツ・プロバイダーと契約してストリーミングすることも可能だが、これはさらに難易度が高い。いずれにしても今季、ブラジル選手権は日本のサッカー・ファンから遠ざかってしまった。過剰気味といえるほどワールド・サッカー情報が蔓延している時代にブラジル・サッカーだけが逆流している。らしいといえば、そのとおりだが日本のフリーク(テベスのファンたちも含む)とブラジル国内リーグの素晴らしさを分かち合えないのが堪らなく残念だ。今季ブラジレイロンの放送は何とかならないものだろうか。

Porque caralho ?

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投稿者 fhasebe : 12:49 | コメント (4) | トラックバック