いやはや、ロナウジーニョのゴールは凄かった。オーバーヘッドそのものもそうだけど、その瞬間、利き足の右足に持ち替えるために、胸トラップをあえて後ろにそらしたこと、コンマ1秒の判断、まさに曲芸。
とまあ、褒め言葉はここまで。この試合を観た人はわかっているけど、後半42分、このゴールは完全に試合を支配した時点でのダメ押しゴール。もう、それまで、さんざんボールを回され、カンプノウで死に体を晒していたビジャレアルに対する余興、獲ったネズミを食べる前に猫が弄ぶような、そんな感じのゴール。勝敗を決定づけたプレーではなかった。
まあ、ここまで書いてしまうと「なんで、フッチさんはいつもそんな辛辣なことしか言えないの?」と逆に批判が返ってくることも、当然、覚悟の上。でもね、この試合には、なにかこう両クラブ、観客、スペイン・プロサッカー協会から世界中のサッカーファンまで、全員が絡んでお膳立てしようと、なにか暗黙の「スペタクルへの演出」というものが垣間見えた気がしたんです。たぶん、ひがみっ気の強いあっしだけが感じたことでしょうが。



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